おんせん県大分の大分市賀来北にある、ヤマハオートバイ専門店YSP大分の上島です。
わりとよくある整備で、緊急性が高いものと言えば「ブレーキパッド」です。
どんなにスピードが出るクルマやバイクも、止まれなければ危険でしかありません。
時々あるのが、「前回りから変な音が・・・」という問い合わせです。
ディスクブレーキ式のバイクに多いのですが、「ブレーキパッドの使用限界を超えた」ので、異音が出るんですね。

上が、減りすぎてパットの土台がディスクローターと接触してしまったパッドで、下が新品です。
ディスクブレーキ式の場合は、ディスクローター(円盤)をブレーキパッドで挟んで制動します。
指差しているのが、ブレーキパッドを支えて動かしている「ブレーキキャリパー」です。
このキャリパーの内側にパッドがあるので、外から見て減っているのか確認しにくいために、妙な音や振動が出てから気がつくんですね。

ブレーキパッドは、バイクの場合は新品だと有効に使える部分は約5mm程度です。
明らかにシャリシャリと音がしたら、減りすぎて危険です。
そのため、1mmくらいまで減ったら交換をオススメしています。
車種や使用条件によって減りかたが大きく変わりますので、まずは定期的な点検をお願いします。
音や振動など、いつもと違うと感じたら、すぐに確認して下さいね!