気がついた時には大修理、にならないよう早め早めに点検整備をお願いします! | 竹田市在住クルマ屋うえしま(りゅうちゃん)の記録 

竹田市在住クルマ屋うえしま(りゅうちゃん)の記録 

竹田市会々の(株)竹田整備工場に勤めています。
大分市のヤマハ専門オートバイ販売店YSP大分に勤めていました(R元年7月退職)
125cc大好きで複数所有。
4輪も大好きです。

長文で難しいことを時々書くかもしれないのでご注意ください。

おんせん県大分の大分市賀来北にある、ヤマハオートバイ専門店YSP大分の上島です。 

いろいろな場所で「点検を受けて下さいね」としつこくお願いしています。
すると、「点検って受けなきゃいけないの?」と聞かれます。

わかります。
最近のクルマやバイク、丈夫でなかなか壊れませんからね。

でも、壊れてからでは遅いんですよね。
点検の目的は「調子の良い状態を維持すること」「不具合が起きる前に増し締めなどの調整をする」ことなので、「点検を受けたら調子が良くなった」としたら、それは不具合が起きる手前だったのかもしれません。


さて、この写真は何かわかりますか?
「ラジエーター」という、水冷エンジンの中を流れる冷却水を冷やす部品です。

きれいな状態と比べないとわかりにくいかもしれませんが、ラジエーターには「フィン」というヒダヒダがあって、そこで冷却水を冷やします。

上の写真は、そのヒダヒダがゴミで詰まってしまっています。
ということは、冷却水が冷えないんですね。
走っていて力が出ない、坂道でエンストするので預ったらこんな様子でした。

これは、冷却水が冷えないのでエンジンが冷えない・・・オーバーヒートしていたんです。
分解してみたらなるほど、ですが、いつはカバーされていて見えません。

こんな状態になるバイクは、まず定期的に整備していません。
毎日乗るので、忙しくて後回しになるんですね。
でも、ここまでの状態になると出先で止まったりするし、余計に修理代が発生します。

そのため、定期的な点検をお願いしていますし、不具合に気がついたら、早めに整備に出してもらいたいんです。
壊れてから、「おかしいと思っていた」と言われることが多いので・・・

ということで、定期的な点検と早めの整備をお願いしますね!