突然ですが、エンジンが元気よく動いてくれるためには、「良い火花」「良い混合気」が必要です。
ガソリン(燃料)が多すぎても少なすぎても、空気が多すぎても少なすぎても調子が出ません。
さらに、良い火花が飛んでくれることが大切です。
その良い火花を飛ばす役目は、ガソリンエンジンの場合「スパークプラグ」です。
そのスパークプラグが痛んでいると、調子が悪くなるんですね。

昨日入庫した原付スクーターですが、「エンジンはかかるけど、アクセルを開けると止まる・・・」という問い合わせでした。
まず疑ったのが、先程の良い混合気ということで「エアクリーナー」、そして「良い火花」のスパークプラグです。
外してみるとエアクリーナーはまずまず綺麗でしたが、スパークプラグは(写真の向かって右側)真っ黒・・・
これではしっかり火が飛びません。
もちろん交換しましたが、同時に空気量の調整も行いました。
今回の原付スクーターは「2サイクルエンジン」で、ガソリンと一緒にエンジンオイルを燃やす仕組みです。
そのため、プラグが汚れやすくなります。
現在はほとんどが、定期的にエンジンオイルを交換する、4サイクルエンジンになりました。
オイルが一緒に燃えないので2サイクルより綺麗に燃えるようになり、プラグの痛みもずいぶん減りました。
そのため、写真のようにプラグが汚れた様子を見ることが珍しくなりました。
それでも、いつもは見えない場所にある部品てす。
調子が悪くて困った・・・ということがないように定期的な交換をお願いします。
オートバイの場合は、2サイクルは3,000㎞前後、4サイクルは5,000~8,000㎞くらいで交換してくださいね!