重整備に大切な資料「サービスマニュアル」を紹介します。 | 竹田市在住クルマ屋うえしま(りゅうちゃん)の記録 

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竹田市会々の(株)竹田整備工場に勤めています。
大分市のヤマハ専門オートバイ販売店YSP大分に勤めていました(R元年7月退職)
125cc大好きで複数所有。
4輪も大好きです。

長文で難しいことを時々書くかもしれないのでご注意ください。

 
おんせん県大分の大分市賀来北にある、ヤマハオートバイ専門店YSP大分の上島です。

今日は、バイクに乗っていると興味の出る人も多い「サービスマニュアル」の紹介です。


「サービスマニュアル」ってなに?と思う方の方が多いでしょうね。
呼び方を変えると、「整備の手順書」です。

整備の方法が書いてありますが、オイル交換やタイヤ交換などの基本整備ができる人が、もう少し具体的な整備をする場合の説明が書いてあります。


注意事項として、「専用工具が必要かも」「補足版が出るかも」など別紙がありました。

一部の整備や特定のバイクのための専用工具が必要な場合があります。
その工具を買うことを考えたら、バイク屋さんに頼んだ方が安上がりで早いことが多いでしょうね。

また、車体が変更されて追加の内容が書いてある「補足版(追補版)」が必要な可能性もあります。


専用工具は、無くても何とかなる場合と、無いと大変な場合があります。
写真は「専用工具」のページです。

自分で工具を作ってしまう人もいますが・・・


自分で整備をする人なら、トルク管理はとても気になるかもしれません。

これは、ネジの締め付け具合のことですが、トルクレンチを使って規定の数値で締める必要があります。
これにはサービスマニュアルは必須ですね!


いつもは行わない整備だと、必要な工具や手順がしっかり解説されています。


また、最近の電子制御式のバイクで重要な、「エラーコード」が掲載されています。

〇〇番、という数字で知らせてくれますので、その数字が何を示すのかが大切です。
エラーコードの確認→該当する箇所の点検という流れがスムーズなことが重要です。


そして、大変重要ですがあまり使う機会があって欲しくないのが「配線図」です。

配線を見て電気の流れを辿るのですが・・・
慣れないとさっぱりわかりません(泣)

難しい整備の時に配線図が必要、という話はよく聞きますからね。

こんなサービスマニュアルですが、改めて「基本整備のできる人が、より重整備をするときに必要な資料」です。

そのため、整備はバイク屋さんに丸投げしているという方は、見ることがないでしょうね。

一冊5,000~1,0000円以上することもありますが、必要な人には必要なものです。
こんな高額な資料に工具などをたくさん持っていないと仕事できないので、バイク屋さんは設備投資がかなりかかります。

そのため、工具や資料の貸し出しをしてくれなくても、それはそのお店の「資産」なので了承お願いしますね。