読書の話です。「近代民主主義とその展望」を読みました。 | 竹田市在住クルマ屋うえしま(りゅうちゃん)の記録 

竹田市在住クルマ屋うえしま(りゅうちゃん)の記録 

竹田市会々の(株)竹田整備工場に勤めています。
大分市のヤマハ専門オートバイ販売店YSP大分に勤めていました(R元年7月退職)
125cc大好きで複数所有。
4輪も大好きです。

長文で難しいことを時々書くかもしれないのでご注意ください。

大分県大分市賀来北のヤマハオートバイ専門店YSP大分の営業うえしまです。



いつも、あまり役に立たないことを書いていますが、ふだんは仕事に全然役に立たない本を読んでいます。


今勉強していることの中で、「自分の好きなことを徹底的に楽しんで、発信する」ということがあります。


しかし、これは、他の人には話しても、滅多に盛り上がらない・・・



と、いうのが、日常生活に役に立たない中でも、歴史や思想に関する本が好きです。



いつも私の拙い文章を読んでくださる皆様も、私の趣味には同意して下さらないことでしょう・・・


ということで、興味のない方はここでお別れです。


また明日!笑顔でお会いしましょう!



さて、今回読み終わった本は、「近代民主主義とその展望」


福田歓一著作で、岩波新書黄版の一冊目です。





初版は昭和52(1977)年です。


「近代民主主義」とありますが、


・古代ポリスにおける初期民主主義の始まり


・イギリスにおける成立と発展


・フランス革命を通して、その成立と発展


・北アメリカでの成立と発展


といった内容が、講演形式でかなり分かりやすく解説されています。


本当にわかりやすいんですよ。
・・・興味があれば、ですが。


終章は、本が書かれた当時の世界情勢で書かれているので、現在の目でみれば

「社会主義国家の民主主義政策や思想の記述が、甘すぎる」

のですが、その当時では仕方がありません。


それより、多数決は民主主義に限った制度ではなく擬制(フィクション)だと(当たり前ですが)はっきり書いているのはおもしろいところです。


でも、民主主義そのものがイデオロギー(論証不可能な妄想体系)なのに、基本的人権と合わせて「絶対の真理」のように書いているのは、読んでいて不思議です。



その主張はともかく、民主主義の成立過程は大変勉強になりました。



この本はなかなか古本でも見つからなくて、アマゾンでも2000円ほどしますので、また図書館で借りて読み返すつもりです。



こんな時、図書館はありがたい存在ですね!



ここまでお読み頂いた方がいたら、お疲れ様でした。


私も勉強中ですので、議論することもできませんが、こんな本ばかり読んでいます。



この本を読んだことが、何か役に立つかさっぱりわかりませんが、面白く読めたので、気持ちを新たに頑張っていきますね!