果たしてこの記事を「読書」のカテゴリに入れてしまって良いのかどうか悩ましいのだけど。
最近「ガスマスク(gasmask, gas mask)」でGoogole画像検索してると、時折「Romantically Apocalyptic」のイラストが検索結果に混じっているという事例に遭遇しておりまして。
んでこの上手いとも下手とも何とも言えない(褒め言葉)退廃的なイラストは何なのだろう、と気になっていたんですね。かれこれ1年くらい。
で、先日ようやくその正体が海外で割と人気らしいWEBコミックであることを突き止め、読んでみたらまあまあ面白いと。一人ニヤニヤしながら読んでても良いんですがなんかそれも勿体無いなーと思って、折角だから暇な人は読んでみたら良いよと記事を拵えることにしました。
とりあえずガスマスク、廃墟・核戦争後の退廃系、ゲーム「S.T.A.L.K.E.R.」が好きな人にオススメ。特に「S.T.A.L.K.E.R.」に関しては公式が影響を受けているとサイトで名言している。
(Ra story is inspired by post-apocalyptic works of russian SCI-FI writers like brothers strugasky, who's most famous novel "Roadside Picnic" was made in to the PC game "S.T.A.L.K.E.R.")
正確に言えば、ロシアのSF小説家であるストルガツキー兄弟の有名な小説(らしい)「ロードサイドピクニック」がアンドレイ・タルコフスキー監督に映画「ストーカー(1979)」を撮らせ、更にその映画がPCゲームの「S.T.A.L.K.E.R.」に影響を与えている。ということっぽいです。
ストルガツキー兄弟 → 映画ストーカー → イディーカムニエー…… → Romantically Apocalyptic
というインスピレーションの構図。
Twitterだと気軽におすすめ出来て良いんだけど多分すぐ情報も記憶も流れて行ってしまいそうだし。川の中の岩のごとく、とまでは行かないにしろ定点に留めて置くにはやはり短文ミニブログよりもウェブログだよねと判断したのでありました。
さて、前置きが長くなったところでコミックの紹介。
(原文英語で日本語版もほとんどなく、機械翻訳+意訳しながら読んでるので詳細は英語分かる人、お願いします)
時は20xx年。人類は核による大虐殺で実質的に滅亡した。
主な登場人物は大虐殺を何らかの理由により生き延びたキャプテンとその最後のチームであるパイロット、スナイパー、エンジニアの4人。
彼らは荒れ果てた遺跡に住み、毎日おかしな事件や問題に遭遇したり馬鹿をやったり痛い目を見たりしている(大体はキャプテンのせい)。
登場人物の4人は全員がガスマスクで顔を覆っているため最初は区別がつきにくいが、それぞれ突出したカラーリングがあるので大丈夫。
【キャプテン】
主人公? Zee Capteinとも呼ばれてる。Zeeってのは典型的で主にダメな意味でのドイツ人、みたいなことを示しているらしい。ドイツ語訛りなのかな。
紫のレンズのガスマスク。諸々の元凶であることが多い。マグカップ強い(物理)。ケーキ強い(物理)。
小さい頃に「お嬢さん」とストローオッサンから呼ばれていたり、ブラジャーとハイヒールでくねくねしてみたりとその正体について色々謎が多い。
「新しいワクワクの冒険の始まりだ!」
【スナイパー】
キャプテンの最初の部下であり優秀なツッコミ役。恐らくチーム内一番の常識人だろう。水色のグラスのガスマスク。キャップがたまに眉毛っぽい。
過去にここら一帯と思われる「デッドゾーンのツアーガイド」をしていたらしいが、その時に起きた事件の罪悪感に苛まれることも。
作中でよく悲惨な目に遭って死んだり死にかけたりしている。でもまあその度に何らかの力で生き返ってるっぽい。そしてあまり銃を撃っている姿を作中で見かけない。たまにパイロットとキャプテンの取り合いをしている。
「バカじゃないの」
【パイロット】
緑のグラスの酸素マスク(彼はパイロットなのでガスマスクではない)。キャプテンラブ。
よく飛行機のオモチャを使って「ブーーーーン」と遊んでいる、ちょっとメルヘンでおめでたい子。
しかしながら彼の戦闘能力は高く、異様なジャンプ力を持ち何故か剣術に長けている。そしてその能力の高さは後に彼がサイボーグであったことに起因していた、と明らかになる。
キャプテンに請われて日々「空飛ぶマシン」の発見や開発(開発……なのか?)に夢中。バカな子ほど可愛いとはよく言ったもんである。
「サー、イェッサー」
【エンジニア】
オレンジ色のグラスのガスマスク。かつて世界全体と人間の意思をも覆っていたという巨大ネットワーク「アネット」の管理者。アネットとは恋仲のような関係でもあったみたい。
彼は大虐殺の少し前から比較的安全なバンカーにずっと隠れていた模様。何故なら管理を行っていたアネットが暴走し、全人類の殺害を決行していたからだ。エンジニア自身は、管理者であるため難を逃れていた。
他のメンバーと違い、彼は恐怖に敏感で怖がりのようである。確かに他の面子は軍人ばっかりだしね……。
「全部お前のせいだ!」
連載初期はキャプテン・スナイパー(Mr.スニッピー)・パイロットの3人が荒廃した都市の中でバカをやる話がメインだったのだけれど、ある日キャプテンが小さなカバンを見つけてから状況は一変。徐々にシリアスなストーリーになって行く。
バイオマトリックス117やアネット、ライファロープ、人外やモンスターがどんどん出て来ます。基本はギャグのままですが、徐々に世界観が設定が深く、複雑になって行くのを読むのが楽しいです。日本語訳が今んとこ全185話の内17話までしかないのがつらい。頼む、続きを……。
またこのWEBコミックの見所として、キャラの立ち絵がほとんど実写で表現されているところもポイントでしょう。コミックの作者によると最初に絵コンテを作り、グリーンスクリーンを背景に人物写真を撮り、それをもって背景となる写真やイラストと合成しているそう。
その合成っぷりもなかなかのもので、最初は写実的なイラストだと私は思っていたくらい。なかなか面白い漫画の作り方だと思う。
そんな訳で、こんな長ったらしい紹介記事で興味を持つ人もそうそう居ないだろうと思われますけどもお暇がある時にでも是非読んでみて下さいね。面白いよ!
【公式サイト(英語)】
http://romanticallyapocalyptic.com/ 【日本語訳】
http://raworldwide.deviantart.com/gallery/24669752/Japanese 【有志による作品のwiki(やっぱり英語)】
http://romanticallyapocalyptic.wikia.com/wiki/Romantically_Apocalyptic_Wiki