女声ボイストレーニング・Rose Ladies School -3ページ目

女声ボイストレーニング・Rose Ladies School

MtFさん、女装子さん、女声を出してみたい男性に、
女性ボイス&女性ボーカルの発声方法をレクチャーしています。

2014年7月24日に、タイのヤンヒー病院で反転法+皮膚移植によるSRSを受けました。
執刀医は、グリチャート先生です。
タイにタブレットを持っていったのですが、その入院中にSRS当日のことをテキストで書いていたのですが、どこに保存していたのかわからなくて行方不明でした。
それが、この前ひょっこり出てきたので、今更だけれども当時の様子を綴ったノンフィクションを公開します。
当時書いたままをアップするので、誤字や脱字も修正していません。
いわゆる、原文ママってやつです。

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手術は一番目だから、朝7時頃に準備だよー。
って、前夜に言われたのね。
でも朝6時くらいに、看護師さん登場。
ドアが開く音で目が覚めたよ。
特に緊張とかしてなかったから、前夜は普通に眠れてた。
何やら色々と処置みたいなこととかされたり、検温されたり、体調を聞かれたり、緊張を解きほぐそうとしてくれているのか、歌とか歌ってくれている。
けど、全く緊張してない私。
っていうか、なんとなく他人事っぽく感じてたのよね。

トイレに行ったら、手術着に着替えておいてね的なことを言われてその通りにしたんだけれど、上はよくある羽織ものみたいな感じだったから何も問題なかったんだけれど、下はスカートっていうか筒。布でできた寸胴な筒だった。
これ、穿くっていう感じじゃないなーって思いながら、それをベッドに上がってから、一応穿きましたっぽくして横になった。8時半頃だったかな。
それを待っていたかのように、看護師さんが点滴に何か薬を入れる。
スコシ、ネムク、ナル。
だって。
んで、すぐにちょっとだけ、ぼぉーっとしてきたんだけれど、でもその程度。
寝ちゃうって感じじゃなかった。

目をとろーんとさせながら、ベッド周りの落下防止の柵が外されていくのを見ていると、男性の看護師さんがストレッチャーを持ってきて、ベッドの横にセッティング。
ジェスチャーで、こっちに移動できる?
って聞いてくるから、おっけー♪って言いながらのそのそ横にスライドしようとするんだけれど、麻酔がそこそこ利いているのか、身体があまり言うことを聞いてくれないのね。
看護師さんに手伝ってもらいながら、ストレッチャーに移動完了。
麻酔入りの点滴も、キャスター付きの良くあるアレに移動されてた。

そうそう。
指示とか全部理解できていたのは、アテンダーさんが翻訳してくれていたから。
朝早くからアテンドしてくれて、ありがとう!

ストレッチャーに移動するとすぐに落下防止のベルトみたいなのを付けられて、タオルケットみたいなのを掛けられると、病室から手術室へGO!
エレベーターで10階から4階に降りたんだけれど、なんか普通に現地の方とかが診察に来ている待合室の中とか通って、普通に現地の方とかが歩いている廊下を一緒にベッドで移動していって、その流れの道中でアテンダーさんが、頑張ってね~って笑顔で手を振ってくれて、それに「はーい」とか暢気に答えちゃってる自分。
そのままベッドは進み、ちょっと寒い部屋に到着。
どうやら、手術室みたい。

点滴の麻酔もそれなりに効いてきたのか、すでにヘロヘロ。
もう麻酔なくても、手術行けるんじゃない?ってくらい、ヘロヘロ。
その状態で、ストレッチャーから手術代にスライドしてーって言われ、支えられながら横移動。

あー。
ついに、このときが来たのねー。

壁の時計を見ると、8時45分だった。

ウエスト チューシャ レフト ヨコ ターン

日本語と英語がごちゃごちゃな言葉だったから、余計に分りづらいってっ!
ってぼぉーっと考えながら、ぼぉーっと笑いつつ、左横を向く。
きっとこのとき、だらしのない変な笑顔を浮かべてたんだと思うなー。
思い出したら、かなり恥ずかしいなー。

腰に何かが刺さった感じがしたくらいで、痛みは無かった。
それだけ既に麻酔が効いていたんだね。

腰の注射、多分強い麻酔薬だと思うんだけれど、それが終わったらまた仰向けに。
それとほぼ同時に、手術代の足の方に、婦人科の診察台の足置きみたいなのがセットされる。
そして、右腕を手術台に縛られる。
これが、ほぼ同時進行。

手術台の足置きにオマタを開いた形で足を乗せられつつ、先生が顔をのぞき込んで、

ワン ツー スリー フィニッシュ

って言うのね。
何だろうって思ったら、麻酔のマスクが顔に近づいてきた。
ついにキター!

ワン

でノックアウトしたんだろうね。一瞬で落ちたんだろうね。
ふと目を覚ますと、やっぱり寒い部屋にいる。

まだ手術始まらないのかなぁ……

ってぼぉーっとしながら正面の壁を見ると、15時20分くらいだったかな。

あれ?
さっきの時計から、7時間くらい経ってる?
あれ?
オマタに、こんもりとした違和感があるよ?
あれ?
もしかして、もう終わった?
あれ?あれ?あれ?

私が目を覚ましたのを確認した、男性看護師さん。

アー ユー オーケー?

って言ってきたのに対して、私は間違いなく、こう答えた。

にゃー

思い出すと、やっぱり恥ずかしい。
恥ずかしいことだらけ。

看護師さんがストレッチャーを押し始めたから、病室へ戻るんだねって理解したら、そこでまた眠っちゃった。

次にふと目を覚ますと、病室のベッドの上だった。
どうやら、ストレッチャーから移されたときの軽い衝撃で、目を覚ましたらしい。
時計は、15時30分。
あれから10分しか経ってない。

そっか。
終わったのか。
寝てたんだから一瞬だったけれど、7時間も経ったんだね。
アテンダーさんが、笑顔で頭を撫でてくれたっけ。

その後、執刀してくださったグリチャート先生が様子を見に来てくれて、ニコニコしながらタイ語で何か語りかけてくれた。
アテンダーさんが、通訳してくれたんだけれど、どうやら先生は大満足の笑顔だったみたい。

『ここ数年でも希なほど、難しかったんだぞー』
『皮をつぎはぎして、綺麗に作ることができたからね』
『たくさん縫ったから、普通より3倍痛いと思うよ』
『けれど、上手にできたからね。よかったね。おめでとう』

って。
さすが、世界一のゴッドハンド。
グリチャート先生に執刀していただいて、本当によかった……

で。
この後、麻酔が切れていくわけです。
腹部の皮膚移植もした反転法の造膣だったから、当然お腹(おへその下)にも痛々しい傷があるんだけれど、その部分の痛みなんて全く感じないほどの激痛に襲われ、痛みに少なくとも2度は失神するのでした。
3倍の痛みは、伊達じゃ無いね!

もう、SRSは受けなくていいわ。
1000万円あげるから受けてって言われても、同じ痛みがあるならお断りします。
そのくらい、なんか痛かった。

でも、アテンダーさんも言っていたけれど、私がそんなに痛みに苦しんでいるとは思わなかったんだって。
ってかさ。
今も痛いんだよ。
けれども、騒いだって痛みが引くわけでもないし。
メンタルを変に動かしたら、辛くなるのは私自身なんだから……って思って、できるだけ先生から言われたとおり身動きもほとんどせず、寝返りもOKが出るまでせず、動かざること山の如しで、心頭滅却すれば~あわあわあわ~で、平気な顔をしているだけじゃ。
あーあ。
あと何日かしたら抜糸して、ダイレーションとかっていう儀式が始まるんだよね?
ちょー痛そう。
また失神しちゃうのかな。
にゃははははー。

胸焼けなおらないかな。
反転だからご飯食べてもいいのに、全然食欲ないわ。

かゆ
うま

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2014年7月29日(火)のタイムスタンプでした。

読みながら当時のことを思い出して、そうだった!そうだった!と懐かしくなりました。
頭の中だけに記憶を留めておいても、だんだん薄れていってしまうんですよね。
だから、
SRS100日ダイアリー
(更新を終了した、私の昔のブログ「理恵ごのみ」より)
とは別に、このテキストを残しておいたんだと思います。

これから、SRSを受ける方へ。
こんなに痛いことはないそうなので、心配しないでくださいね。
んでもって、どれだけ痛くても、先生や病院、アテンド会社などから言われたとおりにしていれば、その痛みはゆっくりと引いていきますからね。
術後半年もしたら、良い思い出になっていることでしょう。

手術が終わって目が覚めたときの、

あれ?

って感じ。
とっても不思議だと思いますので、それを楽しみに手術に挑んでください。
心から、応援しております。
 

生徒さん同士の交流の場として、月1回でイベントを開催しています。

 

参加できるのは、

・RLSの生徒さん(過去に1度でもレッスンを受けたことがある方)

・生徒さんが連れて行きたいと思ったゲストさん(生徒さん1名につき1ゲストまで)

・RLSの講師とスタッフ

です。

 

なので、基本的に同じ女声を上手になりたいと思っている仲間で集まって、

毎回様々な話題で盛り上がります。

幹事は私なので、もちろん参加します。

けれども、交流会をしている時間はレッスンではないので、

積極的に何かを発言することはありません。

 

RLSは、自主性を大切にしています。

習い事ってなんでもそうだと思うんです。

やりたいから、やる。

やりたくないのに、それをやらせるのは、これっぽっちも意味が無い。

そういう考えなので、交流会も完全に自由参加です。

 

MtFさんが多いですが、女装子さん、両声類を目指している男性も、

交流会に参加します。

異なるジェンダーの人との出会いって、なかなかありませんし、

特にGID(GD)でのジェンダーで同じ悩みを抱いている同士で出会うって、

なかなかないと思うんです。

 

生徒さん同士で仲良くなって、お友達になって、

お互いに励まし合いながらボイトレするって、

とっても素敵なことだと思うんですよね。

 

ちなみに、全くの部外の方は参加できません。

ですので、開催場所は、RLSの生徒さんにのみお伝えしています。

だからますます、安心感のある交流会だと思います。

 

ちなみに参加費は、1500円です。

会場によっては多少の前後がありますが、

ソフトドリンク飲み放題で最長5時間可能ですので、

お手頃価格ですよね♪

RLSの儲けは、ありません(笑)

 

■サイトはこちらからどうぞ♪

Rose Ladies Schoolhttp://rls-voice.jp/

前の記事
【連載】女性ホルモン療法の病院について・1
も合わせてお読み下さい♪

性別変更をして女性になった当事者さん。
まさか、1アンプル何千円も払っていませんよね?

認可されている女性ホルモン薬を理由があって女性が使用するのは正当なので、全て保険3割になります!

SRSを受けて身体が性ホルモンを正常に分泌できないのですから(※注釈あり)、女性として必要な女性ホルモンが足りなくなり、それによって更年期症状が出てしまいます。
そのために、更年期障害(の予防と性同一性障害の治療での性別適合手術後)による女性ホルモン補充というのが、可能なのです。
ペラニンなどの女性ホルモン薬が保険適用になるかの条件に、表立っての性同一性障害という適用は書かれていませんが、これは術後の~という補足説明があることで認められます。そしてさらに、女性ホルモンを補充しなければ確実に更年期症状が出てしまうわけですから、更年期という条件通りの理由での保険治療になるんです。

(※注釈---
性ホルモンの分泌をできなくしたのは、本人の意志によるSRSが理由ですけれども……
少なくともガイドラインで認められている流れで診断を受けてのホルモン療法であるならば、母体保護法でのペナルティーに当たらないので、自分の意志によるSRSでの喪失だとしても、結果的に正当な医療行為によってホルモン分泌機能を失ったことになりますから、正当な理由になり得ます。
ここら辺はお医者さんの判断に寄る部分もあるので、無理と言われてしまえばそこは従うしかありませんから、別のお医者さんをあたりましょう。
注釈ここまで---)

きちんとお話をして、性同一性障害の診断書も添えて、性別変更をした証明(これは保険証が女性になっていれば問題なし)があれば、受け入れてくれるお医者さんもそれなりにいらっしゃると思います。
ただ、総合病院みたいな大きな所は面倒なことになるっぽいので、開業医が良いでしょう。

で、変更後のお会計がどうなったのかというと……

■変更後(1点10円・全て保険3割負担)

再診料 125点(現在)
2アンプル 45点(1A約22.5点)
注射 20点
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合計 190点の3割で 570円

なんです。
2Aで、しかも先生からの診察もきちんと受けられて、570円です。

今、いくらで受けていますか?
仮に2000円だとしたら、その差は約1500円。
1年間で26回(52週間の隔週)受けたとしたら、約4万円の差。
40年で……

勇気を持って、お医者さんに相談とお願いをしてみましょう。
本当に、もったいないですよ。

ところが、主治医が重い病になってしまい、クリニックそのものが無くなってしまうかもしれない事態が起きてしまいました。
そこで、どうなったのか。
次回(最終回)では、転医(通院している病院を変更すること)についてお話します。
MtFさんの中には、女性ホルモンを錠剤や注射で使っている方も多いと思います。
ですがその女性ホルモンは、どこでお世話になっていますか?

私も初めは自己責任の個人輸入でプレマリンやらプロベラやらスピロノラクトンやらの錠剤を手に入れてましたが、フライング8年にしてさすがにマズイかなと思ってジェンクリに行ったという過去があります(照)

ジェンクリに通って診断が出て、ジェンダー委員会の判定会議を経て、ジェンクリ公認(ガイドライン)のホルモン療法に移行しました。

そのOKになった診察で、ペラニンデポー10mlを1アンプル注射してもらったわけですが……

私は、ちょー面倒臭がり屋なんです(照)

ここで何を面倒と思ったか。
注射そのものはブスブス刺してもらいたい、それこそMtFにとって聖なる薬みたいなものですから、それを面倒とは全く思っていません(笑)

毎週、注射だけのためにジェンクリに通うのが面倒って思ったんです。
2Aを2週毎っていう受け方なので、実際には隔週で通うペースなのですが、それでもドアtoドアを電車に乗って片道1時間かけて行くのは面倒。
どう考えても面倒。

なので、実家の近くの内科で受け入れてもらえるところを探し回りました。
数10のクリニックに断られ、どんどん家から遠くなるのですが、それでも車で10分かからないくらいの内科で受け入れてもらえることになったのです。
これが、今から8年くらい前のこと。

その後に結婚を前提でお付き合いしていた男性の家に転がり込んで同棲を始めたこともあって、その内科に通うとなると片道2時間くらいの場所に住みだしました。
月1で実家に戻っていたので、そのときに注射を受けに行っていましたから、関係はずっと続いたまま、別のMtFさんも受け入れてもらえるように先生にお願いして、今でも何人か通っているようですが、私はSRSをしたのを機に結婚もしたので、実家に戻る頻度がとても低くなったので自分の意志で病院を変えることに。

とはいえ、同棲のために引っ越した先でも、実は自力で内科をあたって頭を下げまくり、注射をしていただけるクリニックを手にしていました。
そんなわけで、月1で地元と実家と別々のクリニックに通って、自費でペラニンを受けていたのです。

性別変更をすると、ペラニンを保険適用で受けられるようになりました。
それまで自費で1アンプル700円ほどだったのが、保険3割負担で60円くらいになったのです。

■変更前(保険3割と自費)

再診料 保険3割で 360円(当時)
2アンプル 1400円(消費税込み)
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合計 1760円

自費(自由診療)だと、病院が自由に値段を決めることが出来るので、美容整形外科とかでペラニン10mlを1アンプル2000円とか3000円で受けている方もいらっしゃるようですが、診断書とジェンクリでの使用実績込みの紹介状を持って、自力で頭を下げまくって探し出せば、1アンプル700円~1000円くらいでやってくれるクリニックはいくらでもあります!
なにせ、1アンプルの薬価が230円くらいなんですもん。
それの3~5倍くらいが、自由診療での平均的な価格。それよりも高いところは、こちらの足を見てのボッタクリな可能性もありますから、絶対に別の病院に行った方がいいですよ。
お金は大切。
面倒とか、怖いとか、大変とか、そんな理由で何千円も払うなんて超もったいないです。

次回は、性別変更をした後での、衝撃的な事実をお話いたします。

Twitterの動画機能を使って、RLSのご紹介をしています。
100秒間しかないので、89秒でちょっと早口で喋ってます。
そう。
私の肉声です(照)

ブラウザでは見られないかもしれないので、スマホから見て下さいませな♪

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