2日目・今やるべき準備とは? 〜 コロナを乗り越える 〜 | スポーツメンタルコーチ鈴木颯人

スポーツメンタルコーチ鈴木颯人

極限の集中力を必要とするオリンピック選手やプロアスリートを専門にメンタルコーチングを行っております。最新の脳科学や心理学、さらにはスポーツ科学を駆使した手法で、極限の集中力『ゾーン』へと導き本来のパフォーマンスを高めるお手伝いをしております。

スポーツメンタルコーチの鈴木颯人です。

 
 
4月29日から、
コロナウイルスによって
試合がなくなり目標を失った
全てのアスリートに向けて書きます。
 

このブログの使い方

 
このブログは1日で
完結するものではありません。
 
 
日を重ねることで「変化と安心」を作っていくことを目的に綴っていきます。スポーツメンタルコーチ鈴木颯人が近くで語りかけるような内容にしていきたいと思っています。
 
 
この先、コロナウイルス によって
どんな落とし穴があるかは誰もが未知数です。
 
 
さらには、
この非常事態を乗り越えた人は誰1人いません。
 
 
だからこそ、
このブログを読んでくれている
皆さんと繋がりを感じたいと思います。
 
 
そして、この繋がりから皆さんの成長を加速されるヒントを伝え続けられたと思います。
 
 
ということで、
明日から本格的に綴っていきます。
 
 
もし良かったら、
コメントお待ちしております。
 
 
この記事が良かったと思ったら
是非ともリツイートもよろしくお願いします。
 
スポーツメンタルコーチ
鈴木颯人
 

頑張りどきを見極める

年間でサポートしている選手の数は一時は45名を超えてました。これは1日に2名くらい人に会っている計算です。その間に、セミナーや資格講座を開催していました。
 
 
現在は30名ほどに落ち着き、セミナーの回数を減らしたり、より多くの人に知識を伝える為にオンラインセミナーに切り替えてます。また出版を毎年2冊以上出すことも出来ています。
 
 
サポートしてきてこの9年、世界チャンピオン8名、全日本チャンピオン14名、ドラフト指名3名と結果を残して来ました。忙しそうに見えますが、しっかりと結果を出すところは出してきたと自負しています。
 
 
同時に、より確実に結果を出す為にも日夜勉強や研究は欠かせない生活をしております。このコロナによって移動する時間が圧倒的に減り研究時間が相対的に増えています。
 
 
1ヶ月1回ほどのメンタルコーチング以外では、メールで選手の近況報告や相談を受け付けております。選手をサポートするのは月1回のコーチングだけではありません。
 
 
選手のSNSや試合をチェックして気になったらその都度私から連絡をするようにしています。片時もスマホが手放せない生活なのかもしれません。
 
 
そんな選手たちによって大切な試合がこのコロナによって突如奪われてしまいました。正直、私もどうしたらいいか迷いました。しかし、迷いながらもやるべきこう行動はしました。それは選手一人ひとりへの連絡です。
 
 
私が思った以上に3月時点での選手の反応は非常によかったです。メンタルの状態で言えばポジティブという言葉が適切かもしれません。前向きに目の前の出来事を受け入れ努力している様子が伺えました。
 
 
しかし、この自粛モードの状態であったりSNS中心の生活が続けば必ず無理がかかるのは目に見えていました。なので彼からが頑張りどきを見誤ってしまう可能性が3月中旬から危惧してました。
 
 

あえて頑張らない

 
スポーツには多くの人に希望や勇気を与えてくれる素晴らしい力があると思っています。だからこそ、個人的には無観客でもいいからスポーツの早期再開を願う1人です。
 
 
しかし、社会全体を考えた時にここでリスクをとる行動がいかに危険かは誰もが承知だと思います。なので私自身も活動を自粛し家でずっと過ごしています。
 
 
こんな時だからこそSNSを使うことで人は繋がれることができます。これぞ文明の力だと感じる反面、ある心配もありました。それこそがSNS疲れです。
 
 
アスリートとしての活動からSNSのための活動にシフトチェンジしていく過程は人によって大きな心理的ストレスに変わっていくと思っています。
 
 
しかし、SNSを通じて社会の役に立っていると実感するのも事実です。その反面、日に日に周りのアスリートだけでなく一般人ですらSNSから遠ざかる日が増えてきました。
 
 
ということは視聴数が相対的に減っていくので社会貢献の実感が薄れていき役に立っていないとアスリート自身が自分自身を自虐的に心を追い込んでしまう可能性を危惧していたのです。
 
 
だからこそ私は声を大にして伝えいたのです。アスリートとして頑張るのは今じゃないんだよって。
 
 

本気で頑張る日を見据える

 
 
今、私がアスリートたちに伝えてるのは大きく分けて3つあります。実際に私もやってることなので是非参考にしてもらえたらと思います。
 
 
1、復帰のシナリオを3つ考える
2、試合再開決定時に何日で状態を80%戻せるのか?
3、1年後の自分に向けて手紙を書く
 
 

1、復帰のシナリオを3つ考える

 
多くの著名のアスリートが今やるべきこに目を向けましょう!と発信する言葉を沢山見受けます。これは未来をコントロールすることが出来ない原則が背景にあります。
 
 
まれに未来をコントロールできると思う方もいるのですが、その多くは未来をコントロールするために「今」の行動次第で未来が変わるから!と話してくれる人がいます。
 
 
本当にその通りです。
 
 
今、この瞬間をどう過ごすかが本当に大事になります。しかし、今最大限の努力をしても願った未来になるとは限りません。これが真実です。今回のコロナ騒動がいい例です。
 
 
私たちは今この瞬間、未来が保証されていない世界に生きています。なのに明日が当たり前のように来ると無意識に思ってしまうのが人間だと思うのです。
 
 
当然、明日がくると信じて生きることを否定しません。しかし、明日が来なかった人の人生を想像してみてください。この世の中に当たり前に訪れる未来はないのです。
 
 
しかし、それでも未来を変えたいと思うのがアスリートです。その心意気がなければそもそも夢なんて持たないと思います。夢があるからこそ今この瞬間が大きく変化することもあります。
 
 
ではこのコロナウイルス騒動の中でどうしたらいいのでしょうか?その一つに復帰のシナリオを3つ考える必要があると私は思っています。
 
 
今日、また全国での自粛が1ヶ月延びるかもしれないと報道がありました。しかし、この報道が起きる前から私たちはそうなるのではないのか?と心のどこかで今回の報道を予測できていたのではいのでしょうか?
 
 
私は、今回の出来事は予想以上のことが必ず起きると思って行動した方がいいと思っているメンタルコーチです。希望的観測、楽観論では済まされない出来事が目の前で起きてます。
 
 
だからこそ、試合が再開する時期を1つに絞るのではなく3つほど考える必要があると思っています。それは、「理想、最悪、超最悪」のパターンで考えることが大事だと思うのです。
 
 
例えば、7月が理想であれば、最悪10月までに再開がいいと思うかもしれません。超最悪、年内に試合できたらもういいよねって思えるくらいの復帰シナリオを考えるイメージです。
 
 
このシナリオを3つ考える理由にはモチベーションがあります。「夜と霧」という本があるのですが、(内容は前回のブログをご確認ください)強制収容所で監禁された人で亡くなった人の特徴に希望的観測を持ったケースです。
 
 
例えば、クリスマスには開放されるとなんの根拠もなく希望を持って毎日過ごしていざクリスマスが過ぎるとバタバタと亡くなっていく人が増えたそうです。
 
 
楽観的な予測で復帰時期を想定すると周りまわって自分のモチベーションに大きく影響を与えかねません。だからこそ、今は頑張る必要が全くないのです。
 
 
それ以上に、悲観的に準備し、50%くらいの楽な気持ちで日々を過ごす程度が理想的だと思ってきます。正直、この騒動が落ち着くのは2年ほどかかると話す人もいるくらいですからね。
 
 
すぐに試合が再開すると思わずにレベルアップするためのオフ期間だと思って取り組む方が賢明だと個人的には思っております。
 
 

2、試合再開決定時に何日で状態を80%戻せるのか?

 
そうとは言っても、試合再開は突然やってきます。選手の意見なんて本当に微々たるものです。連盟や協会が決めることなので方針に従うしかありません。
 
 
文句を言っても、逆に「準備してない君が悪い」と言い出すのは目に見えてます。連盟の人、教会の人も一生懸命模索してくれているとおもので今は信じるしかありません。
 
 
私たちはこういった連盟や協会があるからこそ試合や競技ができていることに気付くチャンスなのかもしれません。あまり好意的なアスリートは多くないと思いますが・・・www
 
 
それでも、連盟や協会の決定は絶対です。もちろん、全選手がボイコットしたら状況は変わるでしょうけど、今この状態ではそんな人はいないかなと思います。
 
 
それよりも、どんな決定を下されてもそれに適応する準備は必要だと思うのです。そこで80%の状態に戻す為に何日用するのか?事前に想定しておくのは非常に重要だと思います。
 
 
そのために合宿が必要になるのか?
どんなトレーナーが必要になるのか?
そして、どんな機材が必要になるのか?
 
 
事前に紙に書き出すことをお勧めします。何度もTwitterでも言ってきましたが、結果の質は準備の質で決まります。
 
 

3、1年後の自分に向けて手紙を書く

 
 
そして最後に1年後の自分に手紙を書くことをオススメします。これは、何もこの時期だから書いて欲しいというわけではないのですが、やはり1番辛い時期にどんな気持ちなのかを書き残すのは非常に重要だと思います。
 
 
その際には必ず紙に書き出してください。スマホに書き出すこともできますが、それでは意味がありません。なぜならば、自分の字には感情が籠るからです。
 
 
それについては書いてみれば良くわかると思います。是非お試しください。
 
 

最後に

 
今辛いのはこのブログを読んでるあなただけではありません。私も辛いし、隣の家の人も辛いし、みんな辛い思いをしています。誰もが辛いのです。
 
 
それでも私たちは生きなくてはいけません。そして生き延びることで見えてくる明るい未来は必ず訪れます。そのことだけは決して忘れずに過ごして欲しいなと思います。
 
 
それではまた明日お会いしましょう。
 
 
 
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