十味敗毒湯という強そうな名前とその効果 | 読んだり書いたり

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私の肌は、基本的に空気を読まない。

ここぞという日に限って吹き出物を召喚し、穏やかに過ごしたい休日には赤みと乾燥のフルコンボ。
そりゃもう心中穏やかなわけないじゃないですか。
私がなにか罪を犯したのか、そんな気分になることもしばしば。

皮膚科にも行った。
よくあるビタミン系の飲み薬も飲んだ
でも結果は、「一時的に良くなるけど、すぐ反撃される」だった。
お肌、思春期をこじらせすぎでは?
確かに中高生から悩んではいるけど。

そんなある日、友人がぽつりとつぶやいた。
「十味敗毒湯って、飲んだことある? 漢方試したことないなら、飲んでみたら?」

……じゅうみはいどくとう?
名前、どう考えてもファンタジーRPGの技とか麻痺治しとかじゃ?
“十の味で毒を敗ける湯”って、語呂がと強い強すぎる。
とはいえ私もそのときは、こっちからすると肌荒れというラスボスに挑むとこか、じゃあ「むしろそれくらい派手な名前じゃないと効かないのでは?」という謎の納得感で買ったよね。買いました。ぽちっとな。

そして迎えた、初・十味敗毒湯。
袋を開けた瞬間、漢方飲んだことない私でもわかる、あ〜、漢方ってこれこれ〜。

でも「これは…効くわ…」って、なぜか思えた。
たぶん脳が「これを飲んだ意味を見出さないとやってられん」と判断したんじゃないかな。

そして飲むこと1ヶ月。
なんとなく肌のざらつきが減ってきて、
鏡を見るたびに、「あれ? 今日はいつもよりマシじゃない?」が積み重なる。
あんなにしぶとかった吹き出物たちは引っ込み、いつもの赤みは“退職願”でも出したかのように静かに去っていた。

「まさか……敗毒、成功……?」
脳内でレベルアップのSEが鳴ってた。

以降、私はすっかり十味敗毒湯の信者。
ちょっとやばいなこりゃくるぞと思ったら
「はいはい、悪いもん出しときましょ〜」という気持ちで飲んでる。

ただひとつ問題があるとすれば、
「十味敗毒湯飲んでるんだ〜」って人に言うと、100%聞き返される。
だいたい「何それ? 毒って? 湯って?」という顔をされる。
そして全員が、どこかしらのタイミングで「名前やばくない?」って言う。

うん、わかる。
でも名前なんてどうでもいい。
肌が平和でいるなら、こちとら“百味激辛敗魔湯”だって飲む覚悟あります。
対戦よろしくお願いします!


個人差はあると思いますがおすすめです♪