F1ハンガリーGP FP2
事故明け初戦のハンガリーGP
FP1をトップで終えて好調ぶりを示したフェルスタッペン
結構な事故の衝撃だったので
身体的には多分万全じゃないと思う
今はネックサポートがあるとはいえ
横方向への抑止効果が高いとは言えない構造なので
ムチウチ程度の症状はあるんじゃなかろうか
あの事故後
提訴をチラつかせているレッドブルであるが
ここまで縺れるとは思わなかった
レッドブルも提訴が通ると思っている訳では無く
この先への牽制的意味合いがあるのだろう
とは言えここで話を大きくしてしまうと
逆の立場になった時に状況を悪くしてしまうので
この方法が正しいのかどうなのかと考えてしまう
個人的にはどちらが悪かったかと言うより
あの事故をきっかけにレースの組立て方を
変えていく方が重要な気がする
後出しな話になるがシルバーストーンで
フェルスタッペンは2位で終えても
ハミルトンに対してのアドバンテージは
十分保てていた
そう考えるとアグレッシブ過ぎたかと思う
その一方で
あのドライビングスタイルこそフェルスタッペンの真骨頂で
行くべきところで常に全力なドライバーに
押さえて走る様に求めるのも本末転倒だろう
今回の件でなんとなく思い出したのが
2位のプロストに圧倒的なリードを築きながら
モナコのトンネル前で自爆したアイルトンセナだ
ピットから再三ペースを落とすように言われたのにも関わらず
それに反骨するかのようにファーステストを連発し
結果自分のミスでリタイヤした訳だが
この事故をきっかけにセナはレースペースコントロールと
シーズン全体を意識したドライビングスタイルを身に着けたと言われている
シーズンはまだ半分以上あるので
長期的な視点で見ると行くべきか行かざるべきかの判断も
常に意識しないと数点でチャンピオンを失うことになる
こんなことをド素人に言われなくても
誰よりもドライバー自身が解っているとは思うのだが
フェルスタッペンもまだまだドライバーとしての先は長いので
見て楽しむ側にしてみれば今のままでいいのですが
前回の事故をきっかけに今以上に速く、そしてよりクレバーな
ドライバーになってくれたらいいなぁ～
PF2はレースディスタンスを考慮した走行だったろうし
この順位で意味する部分は上位はまあまあ好調という事だけだろう
今は走行時間が例年より少ないので
この短い時間を有効に使えたチームが
レースに向けて有利になるのは間違いない
明日に向けてどう仕上げてくるのか楽しみですね
