保険法(’22) | 夜半の月

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常ならむ 此の世と言えど あまりにも 想いはただに 夜半の月とは【自作】

徒然なるままに、医療や法律や経済や和歌などや音楽や映画やツーリングやエビアクアリウムについて書いて行こうと想います。研究者の目から見ての大学や受験についても書きます。

 

 

保険は金融機関で社会の安定の為に必要な制度で民間保険は公的政策の補完的役割と保険会社の経済活動での経済社会の安定を提供している。一般的には生命保険と損害保険の二種類が有る。

生命保険は株式会社と相互会社が有って基本的に古い会社は契約者の資本を基に成立しているので代表契約者を契約者から委任で選ばれて経営陣に委任して経営されている特殊な形態をとっている。

生命保険契約は保険料を負担する保険契約者と保険事故が発生した際に給付を受ける被保険者と保険会社の三者で保険契約は成立している。保険契約者と被保険者が同一だと課税されないが別だと被相続人以外は課税されるので要注意で有る。

生命保険の場合は生命保険用の生命表などを基に期待運用利率と予定死亡率と事業運営経費を基に計算して保険料が設定されるが、これは保険契約の際に危なそうな人間を省いて契約するのと運用利率も安定収入源が中心なのと経費も節減に努めている為に必ず死差益と利差益と費差益が発生して毎年契約者に償還される場合が多い。

生命保険会社や後述する損害保険会社の資本運用は国と違って主に不動産収入と安定株主としての配当と融資で得る形で売買目的有価証券や債券運用での利益追求は少なくしている会社ほど安定していて三差益による償還が多くなる。この資本運用姿勢が経済社会の安定に繋がり易く生命保険会社や損害保険会社は戦後の財閥解体の際に抜け道として5%にグループ会社への持ち株出資規制の際には銀行と信託銀行と共に安定株主で20%を支配して融資や債券購入で財閥を維持した。コレを出来なかった古河、大倉、鮎川は消えていったが維持出来た財閥も資本集中排除法などの規制に掛かりにくくする為に銀行と信託銀行と生命保険会社と損害保険会社は財閥の名前から名称変更までした名残で財閥として同じでも冨士銀行や安田生命など名前が違う状況になった場合が多い。この関係を連携会社と言って社長会では商事会社と共に重要な役割を担っている。

損害保険会社も生命保険会社と基本的には同じだが保険金給付した後に原因個人や法人に求償権による賠償を要求して支払い保険金を填補する事が有る。また契約内容は基本的に減価償却が前提で毎年保険給付金の額が下がるので個人だと火災保険などは再調達特約で新品で再購入出来るようにした方が良いだろう。大手損害保険会社は資本力が有るので大型輸送船の船荷や船そのものの被害に対する被害補填出来る契約が出来るので海上火災保険という名称になる。損害保険も計算方法は生命保険とほぼ同じだが死亡率などの算定は損害保険用の料率で計算しているので死亡保険に保険料は生命保険より安いが、生命保険がリビングウイルや高度障害で死亡保険金と同額が貰えるが、損害保険の場合は貰えない場合が有ったりする。

そこで職域や公務員や企業向けの団体契約保険の場合は死亡給付保険金の嵩上げや傷害給付などの嵩上げの為に生命保険と損害保険をセットにした保険を生命保険会社は販売していたりするので団体契約保険は結構お得だったりすると言える。