研究者になるには | 夜半の月

夜半の月

常ならむ 此の世と言えど あまりにも 想いはただに 夜半の月とは【自作】

徒然なるままに、医療や法律や経済や和歌などや音楽や映画やツーリングやエビアクアリウムについて書いて行こうと想います。研究者の目から見ての大学や受験についても書きます。

よく今は大学院重視政策で簡単に大学院出て研究者になりたいと言ったりしてますが、学
基礎学力として古典や哲学や歴史や宗教の知識や日本語能力が無い人間には先ず無理なんですよね。其処に理系なら生物や自然現象や星や気象や地形に深い興味が有って理論や原理や公理やtechnical termを一瞬で覚えられるセンスが無いと先ず無理ですからね。薬学ならインヒビターとブロッカーのメリットデメリットの違いとか薬剤耐性の機序の違いとかですね。社会科学なら最低限世界史と世界史の地形とか風土病とか気象とか国家体制とか封建制度や支配構造や宗教に付いては基礎学力として持っていないと厳しいです。中学校までで家の読書や家族親族との会話で既に大学入学時点で既知の知識で持ってる人間が関西にはごろごろいます。関西で文学より社会科学や自然科学を研究する人間が多いのは文学でやる事は既に高校迄に基礎教養として習得していて殊更研究したいとか無く趣味として専攻の研究しながらやってます。歴史や文学関係は高校教員や国立文化財研究所や県立研究所などの府県立研究所や文化関係や企業関係が設立した財団法人の私立研究所の仕事になります。大学だと偏差値はアレですが奈良大学や天理大学や大谷大学なんか人文科学垂涎の資料が揃ってますし、京都府立総合資料館や国立平城宮跡資料館や県立飛鳥資料館や大阪市立東洋陶磁館や泉屋博古館なんか侮り難いものがあります。