『龍神の雨』 道尾 秀介
2009年5月20日 初版発行
株式会社 新潮社
Book Off on Line ¥110-
二つの家族の関わる殺人事件。添木田 蓮と楓(中学生)は兄弟で実母(すでに事故死)の再婚相手である睦男と三人で暮らしていたが、睦男と兄弟の折り合いは悪かった。
溝田辰也(中学生)と圭介(小学生)の兄弟の実母は海水浴の最中に心臓まひで亡くなり、実の父親は二度目の結婚で里江と夫婦となった。その後共同の父親はすい臓がんで急死し、二人目の母となる里江と暮らしていた。兄弟は里江が実母を何らかの方法で死に至らしめたのではないかと考えていた。
その状況下で、添木田蓮が、睦男を一酸化炭素中毒事故に見せかけて、殺そうと企てる。睦男の死体遺棄の最中に辰也と圭介は遭遇してしまう。事件は、蓮と楓と辰也、圭介の二組の兄弟(兄妹)目線で描かれるが、状況が二転三転して、最後まで真相が明らかにならない。
ミステリー小説としてとても上手いと感じた。事件から決着までわずか4日の出来事で、雨がずっと降っていた。













