OYJ Dimension

OYJ Dimension

単なる備忘録として。

『龍神の雨』 道尾 秀介

2009年5月20日 初版発行

株式会社 新潮社

Book Off on Line ¥110- 

 

 

 二つの家族の関わる殺人事件。添木田 蓮と楓(中学生)は兄弟で実母(すでに事故死)の再婚相手である睦男と三人で暮らしていたが、睦男と兄弟の折り合いは悪かった。

 

 溝田辰也(中学生)と圭介(小学生)の兄弟の実母は海水浴の最中に心臓まひで亡くなり、実の父親は二度目の結婚で里江と夫婦となった。その後共同の父親はすい臓がんで急死し、二人目の母となる里江と暮らしていた。兄弟は里江が実母を何らかの方法で死に至らしめたのではないかと考えていた。

 

 その状況下で、添木田蓮が、睦男を一酸化炭素中毒事故に見せかけて、殺そうと企てる。睦男の死体遺棄の最中に辰也と圭介は遭遇してしまう。事件は、蓮と楓と辰也、圭介の二組の兄弟(兄妹)目線で描かれるが、状況が二転三転して、最後まで真相が明らかにならない。

 

 ミステリー小説としてとても上手いと感じた。事件から決着までわずか4日の出来事で、雨がずっと降っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  2025/12/21-26のクリスマス期間に仕事でバンコクに滞在した。OYJにはクリスマスは関係ない。

2025/1にも滞在したが、その時よりさらに円安が加速していて、今回は1バーツ=5円くらいで、昔に比べると割安感がかなりなくなってきた感じ。バンコクで頑張っている同僚の労いのために、ちょっと奇麗な洋風居酒屋に出かけたが、輸入ビールの小瓶が1本180バーツで、思わず「高!日本より高くないか?」と声が出る。

 

 

データ元はこちら

 

 四泊した中で、2回夕食に出かけたホテル近くのESANでは大きめのグラスに入った地元ビールが50バーツ(ハッピーアワーの価格 20:00位まで)。これくらいならバンコクに来た感じがするが、それでも2年程前に比べると、円の価値が相当下がっていることを実感する。 

 

 

 

 

 

クリスマス時期のスクンビット界隈

 

 

 

 

 

 

 

 

 『anego』林 真理子

2003年11月1日 初版第1刷発行

株式会社 小学館

Book Off on Line ¥110-

 

 

 商社の一般職で勤務する野田奈央子(35歳)の生活を描いた話。奈央子は、結構美人で面倒見が良くて、後輩たちから慕われるいい女だけれども、良縁には恵まれず、そのまま会社に勤務している。同期の女性は寿退社して、同じ年齢の女性社員は少なくなってきている。そんな奈央子な同僚の女性社員とのあれこれや、不倫の話などの話が書かれている。

 

 お昼のドラマに出てきそうな内容だと思って読み始めたら、話の展開が凄まじく、下手な警察小説よりもスリリング。先の読めない展開に読むのを止められない感じ。各章のタイトルが、物語の展開をを予想できるように付けられていて、次の章がどんな話になるんだろうと早く読みたくなる。OLの恋愛小説で、ここまでスリリングなストーリーを作る林真理子さんの才能に感服した。ほかの作品も読みたくなる。各章のタイトルを見るだけで展開の予想がつく。

 

第1章 合コンの掟

第2章 姉御の正義

第3章 見合い

第4章 厄年

第5章 不倫への序章

第6章 甘い生活

第7章 裏切り

第8章 妻の呪い

第9章 破局

第10章 プロポーズ

第11章 心中