女系家族 ~大叔母の思い出 | 星垂れて平野闊く 月湧いて大江流る

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うちの一族の話

#わきまえない女 | 星垂れて平野闊く 月湧いて大江流る (ameblo.jp)

同性婚と夫婦別姓の話 続き | 星垂れて平野闊く 月湧いて大江流る (ameblo.jp)

☆*:.。. 祈り .。.:*☆ | 星垂れて平野闊く 月湧いて大江流る (ameblo.jp)

 

 本項はあたしの個人的な話で、しかも大した話じゃないので、上記に挙げた記事を全部読む必要はないのですが、去年亡くなったあたしの大叔母(祖母の妹)という人がいます。

 未婚の内は父親(あたしから見て曾祖父)の苗字である「名倉」を名乗っていましたが、結婚して夫の姓に改めました。

 夫に先立たれた後、最晩年は老人福祉施設や病院に入って、子供がなかったので、姪に当たるあたしの母たち三姉妹が面倒を見ていました。

 亡くなる直前くらい、施設のレクレーションでお絵描きをしたのですが、その時なぜか「名倉美〇〇」と旧姓で署名していたそうなんです。大叔母は三十歳くらいで結婚して九十過ぎまで生きましたので、人生の三分の二くらいは夫の姓で過ごしてきたことになります。もちろん施設の職員は彼女の現在の姓、つまり亡夫の姓で呼びかけていて、「名倉さん」と呼んだことなど一度もなかったはずです。

 そのことがうちの家族の間で少し話題になりました。亡くなる直前に童心に返っていたのか、軽い認知症の症状が出ていたのか、それとも、何か他の思いや理由があったのか。

 

 何の関係もないですが、猫が好きで、沢山飼っていました。

 それまで住んでいた家を処分して、猫を全て我が家やその他の保護センターなどで引き取った末、施設に入所したので、さぞや寂しいだろうと、三姉妹が猫のぬいぐるみをプレゼントしました。

 とても気に入っていたようですが、施設から病院に移動する際、同室の人にあげたみたいです。

 

そのぬいぐるみじゃないですよ

画像

 

大叔母の所から引き取った猫の兄弟、クレオとトラりんも元気にしています