名倉マミかく語りき | 星垂れて平野闊く 月湧いて大江流る

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前項の記事を書いてて、ふと思い出して、昔自分が某所に書き殴ったのを発掘してきました。

 

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哲学にこんな議論がある
無人島で大木が倒れたとする
その時、誰もその倒れる音を聞く者がなかったとしたら、音がしたことになるのだろうか?
(動物は聞いてるだろってのはなしよ)

歴史上の名立たる文学者たちと比肩する偉大な文学作品を書き上げていた者がいるとする
しかし彼(彼女)がその原稿を抽斗にしまったまま、誰にも読まれることがなかったとしたら、
(彼女)の死後はゴミに紛れて焼き捨てられてしまっていたとしたら、
その作品は存在したことになるのだろうか?
文学作品としての価値があると言えるのだろうか?

「そんな価値のある文学作品が発見されない筈はないだろ」というのはおかしい
我々が観測、検証し得るのは発見されたものだけであり、
発見されなかったものは観測、検証のしようがないからだ