最近、ある人から、
「かわいいと言われると馬鹿にされているのかと子どもの頃から思う」
「褒めても貶しても解釈としても外見についてとやかく言う人は愚か」
というご意見を拝聴しました。
ここまでバッサリ切り捨てる彼女の態度は清々しいと思いますが、あたしは、外見を褒められると素直に嬉しいですし、美しい人に憧れるのは人間の自然な心の働きだと思います。
「人間(特に女性)は外見だ」と思っているような人、それを隠そうともしない人、ブランド、美容、着飾ることに極端に拘る人ははっきりと軽蔑しますけどね。
そんな所から、ジェンダー問題と絡めたミスコン議論、萌えキャラ議論を始めてみたいと思います。
最近、マイリバイバルブームが起こっていまして、もう十年くらい前に出たコミック版の聖書を引っ張り出して再読しています。実家から大事に持って来たやつで、フルカラーで今時の絵柄の大変美しく楽しい本で、刊行当初はものすごくハマりました。
当時のことを懐かしく思い出し、少し切なくなりながらページをめくっています。
「日本聖書協会」っていう所が聖書の参考書・副読本として出している本なので、しっかりと聖書に準拠して描かれてはいるんですが、エンタメ要素も大切にしています。普通にマンガとして完成度が高いと思いますし、イエス・キリストや十二使徒も十代、二十代の青少年のようなイケメン揃いに描かれています。
いや~聖書読むのが楽しくなりそうですね(*´▽`*)
そいで、「最後の晩餐」とかのヒゲヅラのオッサンを見て現実に戻される、と(-_-)
で、ふと思ったんです。
よく、地域興し等の為にプロデュースされた美少女萌えキャラが「セクハラだ!」「女性差別だ!」とか言われて問題になりますが、じゃあ男の子のキャラクターならどうなるんでしょうねえ?
この問題をあまりよくご存じない人の為に言いますと、恐らく、昔のミスコン論争が形を変えて表れたものだと思うんです。
生身の若い女性を「ミス文京」とかいう名目でマスコットキャラにしにくくなった時代になる
→「非実在」の二次元美少女キャラがその役割を引き継ぐ
→それに対する反発が起こる
という流れです。
あたしも、不快だと思う美少女キャラと思わないキャラがいますから、「美少女=全部セクハラ、全部差別」とは思いません。
でも、どちらにしろ、「ひこにゃん」や「ふなっしー」のような所謂「ゆるキャラ」の方が好きですし、誰の反感も買わなくていいやろと思いますし、それこそ、じゃあ男の子の萌えキャラも作ればいいんじゃ?って思います(^_^;)
ここでまた誤解なきように言っておきますと、「生身の人間を」マスコットにするのがいけないんじゃなく、「若い女性を」という点が差別的だとされるんですね。
(「じゃ男性は?」「若くない女性は?」って話)
個人的には、「若い女性の美しさ」というものにお花や芸術作品のような「普遍性」を見出すかどうかが論点だと思うんです(-“-;)
またまた個人的には、その普遍性は恐らく「あり」だと思います。
言葉を換えましょう。
・「ある程度以上かわいい女の子」ならとりあえず誰でも好感持つ(と思っている人が多い)
のに対し、
・「誰が見ても好感持つくらいかわいい男の子」っていうのはなかなか存在しない(それこそ芸能人レベル)
んです(-“-;)
「文京区キャンペーンボーイ」(ミスター文京?)とかいうのが流行らないのは恐らくそういう訳です。
しかし、やはりそーゆーのは性差別的だとこれだけ反発する世の中の流れになってきた以上は、開催しない方が無難だとは思いますね(^_^;) >ミスコン
それに、二次元なら幾らでもかわいい男の子が描けますから、問題はより小さいと思うんですけどね(^_^;)
それこそヒゲヅラのオッサンを美少年に描いたってべつにいいんですから(^皿^)