只今絶賛絶縁中 | 星垂れて平野闊く 月湧いて大江流る

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 の好きな人の話題です。

 ここ一週間くらいで、メールは二回ほどしてるんですけどね。返事はないです。基本的に、こっちにとってどんなに重要なこと、大袈裟に言えば人生の一大事であっても、自分の仕事に直接の関係がなければ返事してこない人です。
 「このメアドはぼくがライブ告知をする為のもので、お客様とやり取りをする為のものではない」というのがその理由だそうですが、その発想が根本的に間違っているとしか言えません。傲慢すぎ、浅はかすぎます。
 「お客様」やったらもっと大切にせーよ。あたしなら、お客様とやり取りをすることも、色々な意味で仕事の内だと考えます。特に、あたしのような上客、自分でも文章書いたり歌歌ったりしてる客なら尚更です。

 まあ、飽くまで一ミュージシャンとしては、多少エゴイスティックな性格であったって、人への共感性に乏しく、社会人としての常識がなくたって、ついて来てくれるファンがいればそれでいいんですが、バンド仲間との共同作業、チームワークには向かんわな。あーゆー人が二人以上で一つのものを作っていくっていうのは大変だろうとあたしは思っています。
 (何を隠そう自分でも苦手やゆーてたんですよ。そういえば、昔やってたっていう剣道も陸上も、チームワーク系じゃなく、「自分との戦い」系の競技ですわな)

 同時に、客商売(水商売)にも向いてませんね。向いてないというか、自分の商売の本質がわかってない。
 あんなの、公私の境はあってないようなものだし、二十四時間営業みたいなものです。それが嫌ならやめるしかない。

 前、「アーティスト」という言い方がすごく嫌だと言いましたが、文筆、音楽、美術、いろんなジャンルを総称して、「芸術家」という意味で使う時にはこの限りではありません。あたしも使ってますし。
 「ギタリスト」「ミュージシャン」などと言えば事足りる所を、わざわざ、「アーティスト」なんて言い方をするのが嫌なんです。
 その用法には、「なんか普通と違って偉い人」「才能のある優れた人」「ステージに上がってパフォーマンスをする特別な人」という選民的なニュアンスがはっきりと込められていると思います。そんなに強引に決めつけていいのか知りませんが、決めつけてしまえ。
 だから、他称ならまだしも、自称するなんて以ての外なんです。
 彼らが自分のことを、「アーティスト」と呼ぶ度に、違和感を覚えてイライラします。「ぼくらは『アーティスト』なんだから、ファン、即ち一般人とは違うんだよ」みたいな感じ。「芸能人」「有名人」よりもタチが悪いです。

 もの書きにしてもギター弾きにしても、ただ神様から与えられた自分の仕事をするだけ。「普通の人より偉い」「優れている」「特別な価値がある」なんて思ったらおしまいなんです。「誇りを持つ」ことと「驕り高ぶる」ことは似ているようで違います。

 いつも謙虚に、「学ぼう」という姿勢でいなあかんと思います。「見せてあげる」「楽しませてあげる」じゃなく、「見て頂く」「楽しんで頂けたら幸いです」。
 (勿論、「楽しんで頂こう」と努力することも大事。プロや、プロ目指す人ならね)

 特に、自分の仕事を愛してくれるファンの人は、世界中の誰よりも大事にしなあかんよ。
 それができないアーティスト(ここでは「芸術家」という意味w)は大成しないと、あたしは思います。

 ホンマにあたしの好きな人も、色々と考え直した方がええと思いますわ。ストリートや地元の夏祭りや、家族親戚、友人知人、少数の固定客以外は誰も聴きに来ないライブで終わりたくなかったらね。