ママが おもちゃを片づけ、掃除機をかけているのを、ボーっと見ていた。
「ホントに・・・あの子 大丈夫かな・・」
手を止めたママが僕を見る。
僕の目の前に座り、僕を手に取った。
僕は少し緊張しながら、身を固くする。
「ね、ジュンス君。 あの子、ジュンス君とばかり遊んで・・
他の女の子の人形は いらないって言うのよ。
それって、変じゃない?」
僕に話しかける。
僕の髪の毛を撫で、鼻の頭を人差し指でチョンと押した。
そして、少し困った風に笑い、僕を ドールハウスのソファに座らせた。
僕は 言う。ママには聞こえないけど言う。
変じゃないよ。僕たちは仲良しの友達だから。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
「ジュンス~!」
ドアが開く前から、大きく僕の名前を呼びながらパタパタとかけてくる 僕のなおちゃん。
僕は それだけで嬉しくなる。
ガチャッとドアが開き、息を弾ませて駆け寄ってくる。
「ジュンス みてみて、コレ」
「ん?」
なおちゃんの手には ナイロン袋。
ぷくぷくの手がそれを取り出す。
「おはなだよ ^^ いまね、いっぱいさいてるの」
淡いピンクの可愛い花。
丸い花びらが 5枚集まって、ふんわりと優しい顔を見せる。
「さくら っていうんだって ^^」
ニッコリと笑って僕の手に乗せてくれた。
しっとりと、柔らかい花びら。
自然に顔がほころんでいく。
「可愛いね・・・」
「でしょ?」

そっと 花びらを触ると、はらりと 一枚離れてしまった。
脆くて、可憐な花。
でも 花びら一枚になっても、魅力的で可愛い。
僕は 丸い花びらを見つめた。
なんだか わからないけど、胸が詰まって泣きそうになった。
「あ、とれちゃった。でも、まだあるよ ^^」
なおちゃんは、袋から たくさんの 『 さくら 』 を出して、テーブルに乗せた。
「わぁー!」
目を丸くする僕の目の前で、
淡いピンクの花びらが、たくさん集まって、柔らかい大きな花になった。
「あのね、コレで ジュンスのベットをつくるの」
「ベット?」
「うん、おはなのベット キレーでしょ?」
「すごい!」
なおちゃんは、空き箱に 桜の花と、花びらを敷き詰めて、フワフワのピンクのベットを作ってくれた。
「わぁ~、すごいね。すごくキレーだよ」
「はい、ジュンス ここにねて」
「ダメだよ。僕が乗っかったら、花がつぶれちゃうよ」
「だいじょうぶだよ」
「花がかわいそうだよ」
「え~」
「僕、こうやって見てるだけで嬉しい。なおちゃん、ありがと・・」
「なぁんだ、ジュンスに にあうとおもったのに・・」
「じゃ、少しね」
身を乗り出して、花びらのベットに顔を乗せて、なおちゃんを見上げた。
両手を頬に当てて、嬉しそうに綻んでいく顔。
「ジュンス、かわいい~^^」
そう言う、なおちゃんの方が何倍も可愛かった。
優しくて、可愛い 僕の なおちゃん。
僕は 桜の花を一つ手に取って、なおちゃんの髪に飾った。
「なおちゃんも すごく可愛いよ」
「えへへ~」
照れる なおちゃんは もっと可愛かった。
僕は、ぷくぷくの ほっぺに チュッとキスをした。
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「僕も お花 似合う?」

今日は、仕事終わりの 子連れで飲みです。
そして 明日は 9時から 謝恩会の打ち合わせ・・・起きれるのか私 (((( ;°Д°))))
午後も予定入ってて・・・
シアコンまで体力 持つのかな・・・ ( ̄ー ̄;
非常に心配ですが(笑) とりあえず ウコン飲んで行ってきます。