あたしは なお。
4歳の誕生日に ジュンスを買ってもらった。
おもちゃ売り場で 箱に入ってた ジュンス。
本当は、女の子の人形が欲しかった。
可愛いドレスや、お花のついた服、ピンクの靴や、白いバック。
それを お人形さんに着せて、一緒に遊びたかった。
いろんな可愛い服を着た人形がたくさん並んでて、その端に 男の子のジュンスがポツンといた。
可愛いと思ったの。
ピンクの お花を持ってて、すごく可愛いと思ったの。
「ママ、これにする。これがいい。」
「え？でも、それ 男の子よ。」
「うん、これがいいの。」
「ドレスとかスカート お着替えできないでしょ？こっちの女の子の人形にしなさい」
「ヤダ！ぜったいにこれがいい！これ、かわいいから ドレスもスカートも にあうもん！」
「ん～でもね、男の子が 女の子の服を着るのは変じゃない？」
「へんじゃないもん。じゃ、おとこのこの ふくもかって。」
「ホントに、ホントーに、男の子でいいの？後で、女の子の人形が欲しいって言っても買わないわよ」
「うん！だいじにする！」
「ホントに しょうがない子ね・・」
ママは 大きなため息をついて、ジュンスをレジに連れて行った。
あれから あたしと ジュンスは仲良しの友達。
初めて ジュンスの声が聞こえた時は ビックリしたけど、
ジュンスの声が可愛くて、ジュンスが笑うと、もっと楽しくなった。
ジュンスは大好きな友達。
ママに怒られて泣いてる時は、『 大丈夫だよ 』 って頭をヨシヨシしてくれる。
寂しい時は、あたしが大好きな歌を歌ってくれる。
小さな体で、腕をいっぱい広げて、あたしを抱きしめてくれる。
ジュンスがいれば、あたしは 他に お人形さんはいらなかった。
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「僕って、女の子より可愛いもんね～」
はぁ・・・探しに行きたい ジュンス人形（笑）
すぐに服を脱がす！ｗｗ