不思議と怖くなかった。
ジュンスの口から ドラキュラだと告げられても・・
半分 信じられないのが本当のとこだろうか。
人間離れしたチカラと、金色に光る瞳は ドラキュラの持つチカラなんだろう。
「俺の 血も・・吸うの?」
「吸って欲しいか?」
口の端で笑いながらも、そう言った ジュンスの目が寂しそうに見えた。
ジュンス・・・・
「・・・俺は、、俺は ジュンスと一緒にいたい」
「はっ、、、、お前バカだろ。 オレが怖くないのか?」
「怖い、、のかもしれない。
けど、俺 ジュンスが好きなんだ。
俺を連れて行って。
ジュンスが行く所に俺も行きたい」
ジュンスの戸惑いが見れた。
ジュンス、、、お前、ずっと一人で生きてきたのか?
人に恐れられ、身を隠して・・生きてきたのか?
死んだ恋人を心に残しながら・・・一人で・・・
初めて会った時も、遠くを見つめ 寂しそうな目をしてた。
こんなにキレイなのに、
いつも 孤独の影がその後ろに見えた。
ジュンス・・・・
その体を抱きしめる。
ジュンスがドラキュラでもいい。
俺は この男が好きだ。
この男を一人にしたくない。
想いが溢れてくる。
「ジュンス・・・俺を連れて行って・・・ ジュンスが好きだ。」
もっとチカラを込めて ジュンスを抱きしめると、ドンっと壁に背を押し付けられた。
ジュンスが片手を壁につき 俺が逃げないように間を詰める。
近距離で 俺を睨みつけるような視線を向けられる。
怖いのに、怖いはずなのに・・・
俺はドキドキしていた。
近くで見ても やっぱり ジュンスはキレイで、
白い顔に 唇だけが艶めかしく赤く 視線を奪われる。
この唇と・・・キスをした。
「オレは ドラキュラだ。オレは人間の血を糧に生きている化け物だ。
そんなオレを好きだと言うのか?」
「あぁ、それでも ジュンスが好きだ」
「死んでもいいのか?いつでも お前の血を吸えるんだ。今すぐにでも・・」
ジュンスが 鋭いキバを見せた。
あぁ・・・すごい。
本当に ジュンスはドラキュラなんだ・・・
でも、怖くない。
自分の死が すぐそこにあるのに、怖くなかった。
目を閉じ、自分の首を差し出すと、ジュンスが口を寄せた。
「ジュンス、、、
俺は ジュンスの恋人の身代わりでもいい。
俺を、、、、そばに置いて 愛してほしい。
いや、愛してくれなくてもいい。そばにいたいんだ・・」
これが最後になるのなら それでもいいと思えた。

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表現が伝わったかなぁ?
ジュンスに壁ドンしてもらったんだけど (≧▽≦)
あ~でも、壁ドンで 睨みつけちゃったから 甘いのでなかったか(笑)
一度は経験してみたい
ジュンスの 壁ドン ♡
血吸われても、いいっす!
