「ユチョン、何かあった?」
職場の同僚に言われた。
「や、別に、、、何もないけど・・」
「失恋か?ここんとこずっと 無口だし、弱った顔してるから・・女にでも振られたかと・・・」
「そんな女いないよ・・」
「そっかww でも、ボサっとしてると 襲われるぞ」
「え?襲われるって、何だよ」
一瞬ジュンスに言われた言葉を思い出した。
「ユチョン 知らないのか?ココ、首に2カ所キズのある 若い男の死体が見つかったらしいぞ。
吸血鬼でもいるんじゃないかって噂になってるとこだ」
「吸血鬼・・・・それマジで言ってる?」
「冗談だろww そんなのいるかよ(笑) ま、ユチョン体調悪いなら、休みもらえよ」
「あぁ、ゴメン。 気をつける・・」
吸血鬼か、、、
はぁ・・・そんなのどうでもいい。
今、頭の中を占めているのは ジュンスだ。
、、、、、女じゃない。
俺は 男に振られたんだ。
もう顔を見せるなと言われたんだ。
あれから あの日の事をずっと考えてる。
ジュンスの視線、
ジュンスの言葉。
そして 自分の気持ち。
ジュンス・・・・
俺は別に ジュンスと そういう関係になりたい訳じゃない・・たぶん。
ただ・・気になって・・・・
酒を飲んで、話をして・・・・一緒にいる時間が楽しくて・・・・・
ふいに ジュンスに抱きしめられた感覚が蘇って ゾクッと体をしびれが走った。
力強くて、優しい腕をしてた。
どうしてか、どこか懐かしくて 切ない気持ちにさせた。
ドキドキして、あのまま もっと 抱きしめられたいとさえ思った。
俺・・・おかしいのかな。
俺は男で、ジュンスも男なのに・・・
これは友人になりたいっていうのと、ちょっと違う?
ジュンスの部屋でのことを思い出す。
ジュンスの悲しそうな顔と、冷たい視線。
・・・・もう ジュンスには会えないのか・・・?
俺が何かしたか?
ただ、俺の顔が ジュンスの死んだ恋人に似てるってだけだろ?
そんなの自分のせいじゃない。
ジュンス・・
ジュンス・・・・
会いに行ったらダメか?
俺は ジュンスに会いたいんだ。
顔を見て、声を聞いて、話がしたい。
ジュンスの 白い人形のような顔が 柔らかくほころぶのが見たいんだ。
はぁ、、、、
・・・仕事が手につかない。
心がモヤモヤと 今まで感じた事のない気持ちにさせる。
ただ わかってること。
それは、ジュンスが旅行者で 俺は連絡先を知らないということ。
すれ違ったら、もう 二度と会うことはないだろうということ。
今、この瞬間にも この街から去ってしまっているかもしれない。
そう思ったら居ても立っても居られなくなった。
俺は仕事が終わると ジュンスの泊まっている部屋へ走った。
『今度、、、オレの目の前に現れたら、オレはお前を食う。
オレの腕の中で、死ぬ覚悟ができたら来い』
その言葉を忘れた訳じゃない。
脅しじゃないとも思う。
でも、もう会えないと思うと たまらない気持ちになる。
ジュンス・・・俺は ジュンスに恋をしてるのか?
この胸の痛みの名前は 恋なのか?
俺は ジュンスに食われてもいいと思ってるのか?
わからない。
けど、、、会えなくなると思うと ツラいんだ。

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ヨロブン あんにょん ^^
はい、相変わらず ローテンションな お話ですww
あ、でも 次のお話から 一気に加速しますです。
そして お知らせです。
私 本日より 桃の国へ帰省してます。
なので 日曜日まで お話のみの更新です。
22時に お会いしましょうね ^^
みなさま、ゆっくりと お盆をお過ごしくださいね。
ま、私は 双子の甥っ子たちの世話が待ってて ゆっくり羽を伸ばすどころじゃないんですが(笑)
あ、それとですね。
帰省中の更新用にと 急いで6話分ほど ダーッと書き上げたので、
チグハグな文章になってるかもです (;´▽`A``
誤字脱字、展開の流れがおかしい箇所があるかもですが、大目に見てねww