シアキュラ .12 | チョンサXIA ブログ

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JYJ大好きだよ。
いつかのその日まで。
ゆせりく どハマり中。




オレの名前をすがるように呼んでくるユチョンを無理やり部屋から追い出した。


お前とオレは 住む世界が違うんだ。
決して交われない場所にいるんだ。

ミッキーと同じ顔で、同じ声で、同じようにオレの名前を呼ぶな。


オレは 人間の血を吸って生きている化け物だ。
何度も何度も この身を呪った。
夜の世界にしか生きていけない体。
人間の生き血によって生きる体。
喉の渇きを感じれば、簡単に人間は死んでいく。

何度も死のうとした。
けど・・・自分では死ねない。

一体どうすれば この地獄ともいえる世界から解放されるのか。
誰が、、、解放してくれるというのか。

永遠に続く 明日。
その先には 何もない。
からっぽのまま、、眠り、生きていく。

・・・・それが オレだ。



ミッキー・・・・
お前を想うと余計にツラくなる。

キレイなままで去ったお前と、
化け物になってまで生きているオレ。

何の意味があるのかわからずに 明日を迎えるんだ。
一人で。

だから、オレはお前を忘れようと、記憶を閉じ込めた。
はずだったのに・・・

どうして この地に帰ってきてしまったのか。
どうして ユチョンに出会ってしまったのか。

塞がったはずの 心の傷が大きく開く。
どうせなら、この心も殺してくれればよかった。
ドラキュラになった瞬間に、この心も からっぽになればよかった。


心が血を流す前に、早くこの地を去ろう。
記憶を閉じ込めて、意味もなく明日を向かえるんだ。


ソファから立ち上がり、荷物の整理を始めたところに 声が聞こえた。



「アイツも仲間にしたらいいのに・・」


何の気配もなく、突然 部屋の隅から声がした。
振り返ると、男が一人 机に腰かけて足を組んでいた。

活けてある バラの花を1本手に取り、その花の匂いをかぐ仕草は 優雅で綺麗だった。
そこだけ 流れる時間が違うかのように、ゆったりと 花を見つめ、妖しく微笑む。


「お前は 誰だ」
「オレ?、、、お前 忘れたの?オレのこと」


キレイな顔の その男は オレの目をジッと見ながら、花びらを1枚、また1枚と床に落としていた。
小さな花びらが ハラハラと揺れながら落ちていく。
丸裸にされた、バラの花は 茎と葉しかついてない。
形が変わった花など興味はないとばかりに、ポイっと投げ捨てる男。


どこかで・・・・?


「ジュンス、、、オレだ。
 お前の体の中にも オレの血が混ざってる」
「オレ・・・の、体に?」

「助けてやったのに、、、オレを忘れるなんて、恩知らずなヤツ」
「助けた?、、、、まさか、、、、、お前、、、、」


考えたくないことが頭に浮かぶ。
拳を握りしめ、あまりの怒りのために体が震えてくる。
体中の血が沸騰して、毛が逆立つような、、
そんな怒り、憎しみ、悲しみが一気に押し寄せる。


「あはっww 思い出したか?」
「お、、まえがっ!」


その男の胸倉を掴み、押し上げる。

「くっ、、、」

男が顔を歪ませるのを見て、床にたたき落した。
床に横たわった男の腹の上に跨り、首を絞める。


「お前は誰だ!オレに何をした!」
「っ、、、は、なせっ、、、」


しゃべれるように 手を緩めると、そいつは笑った。
嬉しそうに、楽しそうに、、、、笑った。


「オレ? オレは、ジェジュン。お前と同じドラキュラで、血を分けた同志だ。」


ゾクゾクするほど、色っぽい 表情で、、、、笑った。







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こっちは 台風っすよ。

ライブ どうだったですかね。
まだ 何も情報追ってません。

てか、、、すきっ腹にビール・・・ 旨い ε=(。・д・。)   ←ただの酔っぱらいww