シアキュラ .13 | チョンサXIA ブログ

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JYJ大好きだよ。
いつかのその日まで。
ゆせりく どハマり中。




ジェジュンが 優しく微笑む。
コイツが・・・オレを変えたのか、、、、
コイツが・・・オレを・・・化け物に、、、


再び手にチカラが籠る。
ギュっと 手にチカラが入っていく。

ギリギリと首に 鋭い爪が食い込んでいく。

コイツが・・・
この男が・・・・

ずっと 自分の体を、運命を呪ってきた。
どうして こんな体になったのか わからなかった。
人間だったオレは、、、死ぬはずだった。
なのに 目覚めたら、オレはドラキュラになっていたんだ。

アイツは 死んだのに。
オレだけが、オレだけが。


さらに チカラを込めて締め上げていくと、もの凄い力でバンッと壁に叩きつけられた。


「っ、、、、」
「バカだな。ジュンスがオレに勝てる訳ないだろ?無駄なことはヤメロ」


ギリギリと睨みつけるオレを 楽しんで見てるようにも感じる。


「ジュンス、お前はキレイだな。ま、オレほどでもないけど、、あっはww」


バラの花をまた1輪手に取り、もてあそぶ。
キレイで冷淡な顔が 一変して、悪戯っ子のような幼い顔をする。


 



「どうして オレをドラキュラにしたんだ」
「ん~どうだったっけ?

 ・・・・あぁ、、、、そうそう。
 お前の隣にいた男に頼まれたからだ」

「隣の男?」
「ジュンス、お前の隣で 死にそうになっていた男。
 そう言えば・・・さっきまで ここにいた男に似てたような気がするなぁ・・ふふふ・・」

「ミッキーに?」
「そう、その男に声をかけたんだ。助けてやろうか・・と。
 すると、自分はいいから、ジュンスを助けて欲しいと言った。
 だから オレは お前を助けたんだよ・・・・」


嬉しそうに昔話をするジェジュン。
オレの顔が苦痛に歪むのを楽しんでいるかのようだ。



ミッキー・・・・
ミッキー・・・・・どうして・・・・

一緒に死のうと約束をしたのに。
一緒に生まれ変わろうと約束をしたのに。


目を閉じると、最後の時のミッキーの顔が浮かぶ。
涙を目に溜めて、恐怖のためか、指先は冷たく震えていた。
最後に唇を重ね、手を繋ぎ、横たわった。

オレは 次の世は必ず ミッキーを幸せにすると、そう祈りながら握った手にチカラを込めた。
薄れる意識の中、横を見ると チカラなく笑顔を見せるミッキーがいた。


ミッキー、どうして?

どうして、一人で死んでいった?



 



頭を抱えるオレをジェジュンが優しく抱き寄せた。


「ジュンス、、、オレは お前を探していた。
 悩める男は 美しいな。 
 オレに見せてくれ、お前の生き様を・・」


新しい おもちゃを買い与えられた子供のように、楽しそうに 笑った。



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バラの花より美しい ヒョンww