オレは今、ジェジュンとか言う人の家にいる。
パパの仲良くしてる人らしい。
とても いい人だってパパは言ってたけど・・・
パパ以外の大きな人は怖い。
パパは帰って来るのが遅くなるからって、オレをこの家に預けて行った。
絶対に人の姿になるなと言って、出かけて行った。
オレは、ゲージの隅で小さくなって この家の大きな人をジッと見ていた。
ココから出なければ、大丈夫だ。
ココはオレのテリトリーだ。
パパ・・・ここで待ってるから 早く帰って来て・・・・
パタンとドアが閉まる音がして、大きな人が近づいてくる。
オレは 身をもっと縮ませ小さくなった。
「ミッキ~、俺は ジェジュン。仲良くしような~♪」

オレは耳をピンと立てて、大きな人の動向を探る。
「あっはww ミッキ~、俺は怖くないよぉ。落ち着いたら、遊ぼうな♪」
その人の声は とても優しく耳に残った。
パパとは全然違うのに、同じ感じがした。
この人も・・・・パパと同じ いい人かもしれない。
ゲージの中から部屋を見渡す。
パパの部屋と全然違う。
広いし、床にモノが落ちてない。
けど、不思議なものがたくさんある。
オレは恐怖感よりも、次第に好奇心の方が大きくなり、恐る恐るゲージの外に出た。
ジェジュンという人は、キッチンでご飯の用意をしてるようで、
こっちに来る様子はない。
チョコチョコと行動範囲を大きくしながら、匂いを嗅いで安全を確かめる。
花や ぬいぐるみや 本がたくさんある。
ジェジュンていう人の大きな写真や、変な形のイスや、
とにかく パパの部屋にはない いろんなモノがあって、
オレは どんどん楽しくなっていった。
『あっちの部屋には何があるんだろう』 と、ピョンピョン飛び跳ねて・・・・
ドーン!
オレは 大きな鏡にぶつかった。
『キュぅっ!』 痛い!
あまりにも勢いよくぶつかって、そのままうずくまっていると、
ジェジュンて人が駆け寄って オレを抱き上げた。
「あ~、ミッキー大丈夫か?頭 打った?」
優しく優しく撫でてくれる。
パパとは違う手で、体を撫でられる。
段々と打ち付けた痛みも薄れて、頭を上げると優しく見つめられた。
「もう大丈夫か?」
『キュぅ・・』
「そっか!お前、頭いいな。返事ができるのか ^^ いい子だ」
ジェジュンは 嬉しそうにオレの体を撫でた。
褒められるのは嬉しい。
この人は ・・大丈夫だ。
そう、オレが ホッと心を許した瞬間だった。
「お前、可愛いなぁ~。ふわっふわww
なに?こんな所に ミッキーマウスのアザあるの?
あっはww だから ミッキー?あっはっはww」
ジェジュンは オレを抱き上げ、楽しそうにいろんな角度からオレの体を見た。
オレはされるがままだ。
パパ以外の人に あまり触られるのも、見られるのも嫌で
体をバタつかせ 下に降ろせと抗議するのに なかなか通じない。
そのうち 顔が近づいてきて、キスをされそうになって
それこそ必死の抵抗をした。
パパ以外の チュウはいらない。
オレのウサキックがヒットしたのか、やっとジェジュンの腕から逃れた。
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「俺に任せとけ!」

「ブラも着用した!お世話はジェジュママで完璧だ!」

「ほら、痛いの痛いの~飛んでけ~」

そこまで成りきってくれたのね ^^