10月に入り、だいぶ秋らしくなってきた済州島。
済州大学でも紅葉が始まっています。
↓今はこれぐらい
ちなみに、紅葉が始まっているこれらの街路樹は「ヌッティナム(느티나무)」という種類です。
日本語で言うところの「ケヤキ」ですね。
実はこの「ケヤキ」に関してはある想い出があります。
前学期、翻訳の授業の期末試験にこの単語が出たのです。
その試験は、村上春樹の『ノルウェイの森』の一部を日本語から韓国語に翻訳するという内容でした。
その一節は……
〈門をくぐると正面には巨大なけやきの木がそびえ立っている。(中略)コンクリートの舗道はそのけやきの巨木を迂回するように曲り、それから再び長い直線となって中庭を横切っている。〉
というもの。
どうもここが出そうだということで、僕ら全員あらかじめ予習しておいた箇所でした。
それで試験直前に「けやき」が韓国語で何だったかという話を、左に座っていたキム・ドンギュさんとしたのです。
ドンギュ:「トオルさん、『けやき』って韓国語で何でしたっけ?」
トオル: 「ああ、『ヌッタリナム』(느타리 나무)でしょ」
…………
そう、僕はドンギュさんにウソを教えてしまったのです。
僕のウソを信じたドンギュさんは答案用紙にバッチリ「ヌッタリナム」と書いてしまったそうです。
ちなみに、僕は後で思い出してちゃんと「ヌッティナム」と書きました(笑)。
ちなみに、「ヌッタリナム」という木は存在しませんが、「ヌッタリポソッ(느타리 버섯)」というキノコは存在します。
これは日本語で言う「ヒラタケ」のことです。
スーパーでよく「ヌッタリポソッ」を見ていたので、それと混同してしまったんですね。
いずれにしろ、ドンギュさんには悪いことをしました。
※ 次は金曜日に更新します
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