先週のことになりますが、済州市にある「済州東部警察署(제주동부경찰서)」翻訳の仕事(?)をしました。

 

実は僕がオンラインで日本語を教えている学生のCさん(中国人・朝鮮族女性)が、警察の通訳・翻訳者(中国語担当)に登録しており、中国語の通訳が必要な時に警察署に出向いて通訳や翻訳をするアルバイトをしています。

Cさんは日本語も堪能なので、日本語の通訳が必要な時にも時々呼ばれるとのこと。

で、先週も日本語の方で東部警察署に呼ばれました。

 

でも、今回の任務は済州島で行政処分を受けた日本人に処分内容を通告する文書を翻訳するというもので、Cさんは自分にとっては難易度が高すぎると判断したようです。

それで、Cさんが「ちょっと手伝って」と僕に電話をかけてきて、僕も警察署に緊急出動することとなりました。

 

行ってみると、通告書はそれほど長いものではありませんでしたが、内容が固くて法律用語も多く、確かにちょっと難しいものでした。

警察の担当者に聞くと「内容が伝わればいい」ということだったので、日本語として意味が伝わりそうな範囲でほぼ直訳しました。

それでも、手書きでA4用紙に翻訳内容を書くという形式だったため、ちょっと時間はかかりましたが。

韓国はIT先進国という印象がありますが、警察の現場はわりとアナログなんですかね。

 

 

翻訳を無難に終え、ついでということで警察の通訳・翻訳者の登録申請もしてきました。

毎年12月頃に正式な募集がかけられるということなので、その頃に電話で簡単なテストをして合否が決まるようです。

時期的な問題で、たぶん警察の仕事をする機会はほぼないとは思いますが、韓国で就職する場合に箔がつくということで。

 

 

そして今日、突然警察署の人から電話がかかってきました。

通訳・翻訳者の手配を担当している部署の人(男性)でした。

 

お互いの名前や身分を確認した後、彼は

「安倍元首相が銃殺されましたが、済州大学の日本人留学生の間で追悼集会などをする計画はありますか?」

と聞いてきました。

 

ちょっと意表をつかれつつ、「そういう計画はないと思う」と正直に答えておきました。

その後は、ちょっと世間話などして終わりました。

 

彼が本当に済州大学での追悼集会を警戒する目的で電話をかけてきたのか、それとも通訳・翻訳者登録を希望してきたので韓国語の実力を試すという意味だったのか、ただ他の仕事が特になかったので形式上電話をかけてきたのか、いまだに謎です。

 

それはともかく、なぜか最近は警察に何かと縁があるようです。

 

※ 次は水曜日に更新します

 

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