その夜の月 ~3~ | infection  ~YooSu~

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YooSuが大好き!なじゅんじゅんのブログです。腐の気があるので気をつけて。

月の光が部屋の隅まで届いている。

カーテンをわざと開けているのは、その光を遮りたくないからだ。

 

 

「月か・・・真逆だな」

 

 

友達でもあり、ライバルでもある彼。

僕が太陽ならば、彼は月に例えられる。

僕達はまるで違う。

だからこそ惹かれるのか。

最近、彼のことを考えてばかりいる。

駄目だ。

僕達は友達なんだ。

しかも、同じ志を持つ仲間なんだ。

夢まだ半ばの身に、この感情は危険だ。

だって、僕は知っている。

この感情は、

 

 

「恋・・・なんて、だめだ」

 

 

でも、もう遅い。

僕は彼を、

 

 

「好きなんだ」

 

 

言った途端、涙が溢れ、息も出来ないほどの苦しい想いに、僕は何故か笑った。