「ああっ、ユチョン、ああ」
「ジュンス、ジュンス」
「はあ、いい、もう、だめぇ」
激しい波が体を包む。
僕は全身全霊を掛けてユチョンを感じ、ユチョンの息吹を取り込もうと誘う。
「ユチョン、お願い、もう、いきたい」
「たまんないよ、ジュンス。、いいよ、一緒にいこう」
大きい波を起こそうと、ユチョンが深くえぐるように僕の中を掻きまわすと、すでに到達しようとしていた高みへ、一気に押し上げられた。
「ああああああああ!」
「くう、ジュンス!」
僕が弾けた瞬間、僕の中にも波が押し寄せた。
ユチョンの体から吐き出された波が、僕の中を満たしていく。
はあはあと荒い息を吐きながら、僕の中で力を失っていくユチョンを愛おしく感じた。
体を繋げるのは、欲を満たすだけではない。
二人の愛を確実に結び付けるためだ。
少なくとも僕はそう感じた。
そうでなければ、世間一般の愛の形を選べばいい。
僕が選んだのは、世間の常識ではなく、心から求める人の愛だから。
はあはあと荒い息を吐きながら、僕の中からユチョンが出て行った。
喪失感と達成感がないまぜになったまま、力の入らない体を起こし、ユチョンに向き合った。
大切な人の顔を見つめ、やっとはっきりと言うことが出来る。
「好き。大好き、ユチョン」
ユチョンは一瞬泣くかと思うほど顔をくしゃくしゃに歪め、そして嬉しそうに微笑むと言った。
「愛してるよ、ジュンス」
愛の言葉が、二人を満たした。
これで終わりか( ̄ー ̄)?←書いてる人が一番分からない