愛の言葉 ~10~ | infection  ~YooSu~

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「ああっ、ユチョン、ああ」

 

 

「ジュンス、ジュンス」

 

 

「はあ、いい、もう、だめぇ」

 

 

激しい波が体を包む。

僕は全身全霊を掛けてユチョンを感じ、ユチョンの息吹を取り込もうと誘う。

 

 

「ユチョン、お願い、もう、いきたい」

 

 

「たまんないよ、ジュンス。、いいよ、一緒にいこう」

 

 

大きい波を起こそうと、ユチョンが深くえぐるように僕の中を掻きまわすと、すでに到達しようとしていた高みへ、一気に押し上げられた。

 

 

「ああああああああ!」

 

 

「くう、ジュンス!」

 

 

僕が弾けた瞬間、僕の中にも波が押し寄せた。

ユチョンの体から吐き出された波が、僕の中を満たしていく。

はあはあと荒い息を吐きながら、僕の中で力を失っていくユチョンを愛おしく感じた。

体を繋げるのは、欲を満たすだけではない。

二人の愛を確実に結び付けるためだ。

少なくとも僕はそう感じた。

そうでなければ、世間一般の愛の形を選べばいい。

僕が選んだのは、世間の常識ではなく、心から求める人の愛だから。

はあはあと荒い息を吐きながら、僕の中からユチョンが出て行った。

喪失感と達成感がないまぜになったまま、力の入らない体を起こし、ユチョンに向き合った。

大切な人の顔を見つめ、やっとはっきりと言うことが出来る。

 

 

「好き。大好き、ユチョン」

 

 

ユチョンは一瞬泣くかと思うほど顔をくしゃくしゃに歪め、そして嬉しそうに微笑むと言った。

 

 

「愛してるよ、ジュンス」

 

 

愛の言葉が、二人を満たした。

 

 

 

 

これで終わりか( ̄ー ̄)?←書いてる人が一番分からない