消えゆく世界 ~5~ | infection  ~YooSu~

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YooSuが大好き!なじゅんじゅんのブログです。腐の気があるので気をつけて。

僕にとって、ステージで歌うことも、テレビに出ることも、ファンから追い掛け回されることも日常だ。

この世界に足を踏み入れてからというもの、プライベートがほとんど無いということが日常だった。

小さな頃から練習生として過ごしてきた僕にとって、それはあまりにも当たり前の日常だった。

でも、一緒に頑張ってきた仲間に告白されることは、非日常だ。

青天の霹靂。

正に晴れ渡った空に突然雷鳴が鳴り響いたような騒ぎである。

そんな非日常を払拭しようとして、ユチョンと話をしようとしたのに墓穴を掘ってしまった。

 

 

「君が好きだ。ジュンス」

 

 

三回目の告白に、僕の心の中で雷が激しく鳴り響いた。

ユチョンに心臓の鼓動が聞こえているのではないかと思うほど、激しく鳴っている。

 

 

「そ・・・そんなに何回も言われても・・・僕はどうしていいのか・・・」

 

 

「何も」

 

 

「えっ?」

 

 

「何もしなくていい」

 

 

「それって、一体どういうこと?こんなに何度もす・・・すきって言ってるのに、僕に気にせずに居ろって言うの?」

 

 

思わず責める口調になった僕を見て、ユチョンは少しだけ悲しげに見える笑顔で頷いた。

 

 

続く・・・