君の名前を呼びたくて ~2~ | infection  ~YooSu~

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彼、池 咲也と知り合ったのは、この学校に入学してからだ。

この学校は年齢も経歴も様々な人が集まって、好きなものを学んでいる。

俺も咲也もそんな好きなもの、目指すものが一緒ではあったが、ただ好きだからと言う理由だけで入学した俺は、咲也の経歴の凄さに圧倒され、親しく話すことも出来なかった。

咲也が三つ年上と知ってからは尚更で、親しくなる前は、



「池さん」



と、さん付けで呼んでいた。

それは俺だけに限らず、クラスメート全員がそう呼んでいた。

憧れも込めて、少し距離を置いていた感じだ。

咲也はそんな状況が嫌で、俺が初めて、



「咲也」



と、呼び捨てにした時、



「やっとかよ」



と、満面の笑みで喜んだ。

遠い存在だと思っていた咲也が、身近な友達になった瞬間だった。

今では誰もが、俺と咲也は親友だと認めている。

同じ夢を追っていることもあって、クラスメート全員とても仲がいいし、咲也抜きで遊びに行くこともあるが、いつの間にか咲也の話ばかりしている俺に、



「お前達セットだもんな」



と、言われる。

俺はいまだに咲也に憧れてるし、尊敬もしている。

だから、そんな咲也がマブダチって言うのが嬉しくて仕方ない。

咲也の話をする時の俺は、元々細い切れ長の目が、線のようになってしまうらしい。

だって、仕方ないじゃないか。

憧れの人が、俺と同じ土俵に立っているんだから。



「泉、課題どうする?」



そんなことを思っていたら、突然今日の課題の話を振られた。

俺は真顔で答える。



「もちろん、咲也頼りだよ」



「あっ、じゃあ、お前の部屋に行くか?」



「助かりますぅ、咲也様」



両手を揃えて拝む俺に、咲也はふふっと嬉しそうに笑った。





続く・・・



何の学校なんだろうね(-_-)←考えてから書け


まあ、でも、続いたからよしとしてー(≧▽≦)←のーてんきなじゅんじゅんでっす