切ないほど愛しい ~優しさ~ | infection  ~YooSu~

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YooSuが大好き!なじゅんじゅんのブログです。腐の気があるので気をつけて。

強引に押し倒した割には、手が震えてなかなかボタンを外せない。

一旦ボタンから手を離し、緊張を解こうと振ってみた。

でも、そう簡単には解れない。

緊張もするさ。

だって、



「初めてなんだ」



閉じていた彼の目が開き、本当に?と問うようにまばたきした。



「本当だよ。だってしたいと思ったのは君が初めてだから」



彼ははにかむように微笑むと、上半身を起こして僕に抱きつき耳元で小さく囁いた。



「僕も初めて」



「本当に?」



「うん」



彼の体を抱き締める。



「やり方はよく分からないけど、僕は君としたい。でも嫌になったら言って。絶対止めるから」



「やだよ」



「えっ?」



「我慢は嫌って言ったろ。僕も頑張るから、最後までやろ」



まるでダンスの練習でもするみたいにあっけらかんと言う彼の、それが精一杯の優しさだと気付く。

体が小刻みに震えているからだ。

切ないほど愛しい彼を強く抱き締めた。





続く・・・・・



あれ?



タイトル出て来たのに、まだ終わらないの( ̄ー ̄)?←お前が続けてるんだろ