占い師J ~8~ | infection  ~YooSu~

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YooSuが大好き!なじゅんじゅんのブログです。腐の気があるので気をつけて。

猛烈な焼きもちだった。

同じようにアドバイスを受けながら、いまだに何の行動も取れない自分と、恐れを捨てて、ひたすら前へと進む兄との差が広がっていく。

仲睦まじい兄たちを目の当たりにして、焦りを感じていた。

焦っても事態は好転しない。

分かってはいるが、焦らずにはいられない。

人目もはばからず、お姫様だっこされる兄に嫉妬の目を向けそうになり、慌てて下を向いた。



「恥ずかしいんだね。可愛いな」



悩みの元凶が、耳元で囁いた。

違うとも言えず、突然耳に流れ落ちた低くて甘い彼の声音に震えた。



「いいんだよ。恥ずかしくて当然だから」



恥ずかしい。

確かに。

お姫様だっこされる兄が自分だったらと、想像してしまう自分が恥ずかしい。



「でもさ」



耳元に唇が触れるほど近付けて、更に甘さを増した声で囁いた。



「君だったら、俺も抱けるかも」



まるで熱湯でも注がれたように、身体中が熱くなり、ふらついた僕を、隣に立つ彼が優しく支えた。




To be continued.....



う腐腐♪



ユスー(≧▽≦)←ユス病