占い師J ~4~ | infection  ~YooSu~

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神秘的な月の光が、僕を照らす。

雲ひとつない夜空に、僕らの道標と同じWをかたどった5つの星が瞬いていた。

ふいに、占い師が見つめる水晶に現れた光を思い出した。

タロットカード占いで図星を指され、戸惑いを隠せない僕の前に、壁際に整然と並べられた小物類から迷うことなく水晶を選び取ると、おもむろに置いた。

薄暗い中でも、一際存在感のある透き通った丸い球体は、不思議な輝きを放っている。

占い師は、水晶を包み込むように手をかざし、呪文めいた言葉を呟いた。

その時だった。

球体の中に光が現れ、まばゆく点滅したかと思うと、光が弾け、5つに割れた。

まるで、宇宙で星が生まれた瞬間のようなその光景に、ただ言葉もなく見入った。

光はしばらく球体の宇宙を自由に遊び回っていたが、そのうち吸い寄せられるように真ん中に集まり、Wの形に並ぶと動きを止めた。



「これは心です」



占い師が言う。

心。

この水晶が僕の心と言う意味なのだろうか。

自分の心を映す鏡を覗き込むように、占い師の手元にある水晶の光をじっと見つめた。




To be continued.....



へえ、心なんだ( ゜∋゜)←



で、一体その心の真意は何?