「こことここを見て下さい」
占い師がWを形作る5つの光から、2つを選び出し、順番に指差した。
「このふたつの光は、同じように光っているでしょう。これは、あなたと、あなたが気になっている人です。あなたが気になっている人も、あなたを気にしていますよ」
「えっと、それは・・・どういう意味・・・」
「憎からず思っているということです。ただ、本当にあなたがたは似ているんですね。その感情をどう表せばいいか分からないようです。あなたが、相手がどう思っているか分からずに、不安を感じているように、相手も同じように不安に思っています。どちらも不安で身動きが取れなくなっていますね。今のままでも居心地はそれなりにいいから、動いてそれが壊れるのが怖いんですね。それに・・・」
占い師はそこで言葉を切って、僕をまっすぐ見た。
「その想いが間違っているかも、と思っているでしょう」
またもや図星を指されて、僕はただ頷くことしか出来なかった。
To be continued.....
なんてこった!
両想いならさっさとやれよ( ̄ー ̄)←何を?