バタバタと廊下を駆け抜け、部屋のドアをノックもせずに開けた。
「ユチョン!」
「どうしたのジュンス。そんなに慌てて。何かあったのか?」
「あったのかじゃないよ。何でダイエット止めたなら止めたって言ってくれないの。僕、一人で我慢して馬鹿みたいじゃないか」
「あっ、ダイエットね」
「そうだよ。一緒にやろうって言ったじゃないか。それなのに舌の根も乾かぬうちにケーキもチョコレートも苺も食べたんだって?」
「あー、うん。食べた。旨かったよ。生クリームたっぷりのケーキもミルクチョコレートも練乳をかけた苺も全部甘くて美味しかった」
ユチョンは味を思い出したように唇の周りを舌で舐めた。
それを見た僕のお腹はさっきよりももっと大きな音でぐうぐうと鳴った。
「謝ってよ」
「えっ?」
「精神的苦痛と身体的苦痛を与えられたんだ。先に止めてすみませんって謝ってよね」
冗談めかして胸を反らせたのに、ユチョンは真顔で言った。
「謝らないよ。だって俺、まだダイエット続けてるから」
To be continued.....
頼む、ユチョン。
生クリームたっぷりのケーキもミルクチョコレートも練乳をかけた苺も全部楽しめるそのダイエット法教えてー(/TДT)/←普通にダイエットしろよ