俺が頼み事をするのを分かっているように、ユノはちょっと構えて答える。
外では大人びて見える君も、俺と居る時は時にとてつもなく子供っぽい。
そんな君の甘えたような仕草にふふっと笑う。
でも、俺は知っている。
ユノは俺の頼みごとに弱い。
試すわけじゃないけど、少し深刻を装って言ってみる。
案の定ユノの表情が変わる。
さっきまでの子供っぽい仕草は消え、少し心配そうに俺の顔を覗き込んだ。
「何が欲しい?」
欲しいもの。
そんなのひとつしかない。
俺が欲しいものは、たったひとつ。
ユノ。
君とずっと一緒に居たい。
君との時間が欲しい。
俺は。
俺は、
分かっている。
君のせいじゃない。
誰でもが通る道。
今だけの辛抱なんだって。
俺の我儘に、ユノはしばらく沈黙した後、ふいに立ち上がり部屋の奥に消えた。
次に現れた時は、ユノの顔は最前の子供の顔に戻っていた。
頭に乗せられたそれは、今も俺の側に居る。
大人になって夢見る頃を過ぎても、恋はいつまでも夢を見せてくれるものさ。
ねっ、甘えん坊のユノ。
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むーん( ̄ー ̄)
大人なユンジェを書こうと思ったのに・・・
何故か可愛いユンジェになっちゃったー(≧▽≦)←
じゅんじゅんの夢見る頃は、トンに巡り合えてからずっと続いてるよ。
ねっ、皆(^∇^)







