大好きな海での撮影にはしゃぐ君。
「ジュンス待って。撮影なんだから、あんまり離れちゃ駄目だよ」
仕事を忘れて今にも駆けだしそうなジュンス。
本当は一緒に楽しみたい。
海で遊ぶなんて、まるでデートのようだ。
でも舞い上がりそうになる自分の気持ちを抑える為に、わざと少し咎めるような口調で言った。
無邪気にはしゃいでいた君が、突然表情を変えた。
どくん。
高鳴る鼓動を悟られないように、わざとぶっきらぼうに言って歩き出す。
少し先を嬉しそうに歩く君が、ふいに立ち止まり言った。
苦しい。
ジュンスがただ無邪気に言っているだけの言葉が、俺の胸を締め付ける。
勝手にその言葉に何かを期待して、体が震える。
このまま二人でいたら、俺は何かを口走ってしまうかもしれない。
早く戻らなければ。
そう思って踵を返そうとしたのに、
そう言うと海岸線に広がる鬱蒼とした木々の群れに、ジュンスは姿を消した。
俺は慌てて後を追う。
木々を掻き分け薄暗い森に迷い込むと、むせ返るほどの緑が迫ってくる。
ジュンスの姿は見えない。
俺は枝葉を掻き分け無我夢中で奥へ進んだ。
やっと見つけた君は、いつもの無邪気な君とは別人のように見えた。
君を見つけられた安堵感にほうっと息を吐いた俺を、嘲笑うかのように君は言った。
遠く潮騒の音が聞こえる。
寄せては返す波が、俺の心を掻き乱す。
ジュンス、俺は、
「息が出来ないほど君に夢中だよ」
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何だかとっても大人なユスになってます( ´艸`)
さあ、いよいよ告白するのかユチョン\(^_^)/←











