振り解こうとした両手をぐいっと引かれ、唇が強く押し当てられた。
その口付けは強引なのに、優しく深くなっていく。
固く閉じた僕の唇を、諭すように何度も吸う。
「好きだよ」
口付けの合間に囁かれる言葉が、僕の中の頑なな何かを押し流す。
体中から力が抜け、僕は崩れ落ちそうになる体を支えるために自分からユチョンの胸元に縋り付いた。
「好きだ。好きだよ、ジュンス」
「んっ、ユチョン」
甘く優しいその口付けに、思わずユチョンの名を呼ぶと、緩んだ唇の隙間からユチョンの舌が滑り込んだ。
「んっ」
びくっと体を震わせた僕を宥めるように、それは緩く柔らかく口内を愛撫する。
僕は夢中でその口付けを受けた。
夢見たユチョンとの甘い時。
その奇跡に体中が喜びに包まれる。
ユチョンの舌が名残惜しそうに、僕の口内から抜かれると、最後にゆっくりと唇を吸い上げ離れて行った。
「ジュンス、好きだよ」
とろんとした目でユチョンを見上げると、ユチョンは愛おしそうに僕の唇を指先で撫でた。
ユチョンの指先の動きに、はあっと吐息を吐くと、もう一度そこにユチョンは唇を重ねた。
じんっと唇が痺れ、たどたどしくユチョンの求めに応じるように唇を差し出す。
ユチョンはさっきよりももっと優しく柔らかく唇を吸い上げると、僕をきつく抱き締めた。
「離さない。俺はジュンスを離さない。ずっとジュンスと一緒に居る」
ぼうっと夢の世界を彷徨っていた僕は、その言葉にはっとしてユチョンの体を思いっきり押し返した。
「だめ。僕、こんな・・・ユチョンに・・・だめなんだ。お願い、今のは忘れて」
ユチョンに背を向けて逃げようとした僕の手が掴まれ、ユチョンの胸の中に再び捕えられた。
足掻く僕を押さえこむように、ユチョンの抱き締める腕の力が強くなる。
僕は力なくユチョンの胸を叩いた。
「だめ、ユチョン。こんなのだめなんだ、おかしいって、こんな気持ち間違っているって・・・」
「うるさい!」
普段めったに声を荒げることのないユチョンの怒声が廊下に響き渡った。
To be continued.....
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皆・・・
じゅんじゅんも声を荒げていい( ̄ー ̄)
「耳がかゆーい(/TДT)/」←てん5のせい
鯛国の空に舞っていいのは、ユス菌だけじゃーーーーーヽ(`Д´)ノ
さあ、ユチョン。
てん5に負けずに、ジュンスを押し倒してユス菌ぶちまけろーヽ(゜▽、゜)ノ←