「僕、部屋に帰る」
「いいから、座れ」
ユチョンは怒りを堪え、僕の前にキャスターのついた椅子を机の下から引き出し滑らせた。
「座れよ」
有無を言わさぬ態度に、僕はしぶしぶ椅子を引き寄せ座った。
「それでいい」
自分はベッドに座りながら、ユチョンが言う。
「さあ、腹を割って話そうぜ。何か言いたいことがあるなら言えよ」
「無いよ」
「嘘だ」
即座に答えた僕を、ギロリと睨んで言う。
そうだ、嘘だ。
でも本当のことなんて言わない。
言えない。
言ったところで、もっと気持ちがもやもやするだけだ。
いや、もやもやするくらいならましな方だ。
もうユチョンの前に立てなくなるかもしれない。
その不安が僕を逆に笑顔にした。
「やだな。そんなに深刻な話じゃないんだよ。ちょっと上手くいかないことがあってさ。そんなにいつもと違ったんだ。心配掛けてごめん」
にこっと笑って、潔く頭を下げた。
ユチョンは黙っている。
頼む、騙されてくれ。
これ以上僕を苦しめないでくれ。
祈るような気持ちで、涙が滲みそうな目をぎゅうっと瞑った。
長い沈黙があって、ユチョンがふうっと息を吐いた。
緊迫した空気が少し緩み、ユチョンはベッドから立ち上がると僕の前に立った。
「ジュンス、顔を上げて」
僕はなるべく普通に見えるように、口角をすいっと持ち上げて顔を上げた。
目の前にユチョンが居た。
ユチョンは笑っていない。
笑っていないどころか、どちらかと言うと悲しげに見える。
ずきんと胸が痛む。
ユチョンのこんな顔は見たくない。
悲しむ顔を見るくらいなら、怒った顔の方がましだ。
罵られ、蔑まれても、ユチョンの悲しむ顔を見るよりはましだ。
無理に上げた口角が力なく下がった。
「ジュンス、俺はジュンスが・・・ジュンスを大切に思ってるんだ。だから、こんなこと・・・」
ユチョンが僕の頬を両手で包むように覆った。
「しないつもりだったのに・・・」
苦し気に顔を歪めたユチョンの唇が僕のそれに触れた。
To be continued.....
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もやもやもやもやもやもや
ええい、もっとハゲシク襲えヽ(`Д´)ノ←
さて、この話、どう決着つけようか( ̄ー ̄)←誰か教えて