告白した時と同じで、それは突然僕の唇を塞いだ。
まるで焼き鏝を当てられたように、焼け付くような熱が僕を溶かす。
そこからユチョンと言う男のすべてを感じさせられ、体を支える力が失われた。
「はあ・・・」
熱いのに優しく甘い熱を与えられて、力の抜けた僕の吐息を塞ぐように、一旦離れたユチョンの唇がもう一度深く僕の唇を吸い、ちゅっと小さな音を立てるとゆっくりと離れていった。
「ジュンス・・・」
ふにゃふにゃと崩れそうになる体を、ユチョンが柔らかく抱き締めた。
僕はなすすべもなく体を預け、広い胸に顔を埋めた。
「ねえ、ジュンス、俺の事好きなんだよね?」
「うん」
「いつから?」
「いつって・・・」
「例えば何かきっかけみたいなのがあったとか」
「よく分からない。気付いたらいつの間にか・・・」
「好きになってた?」
「うっ、うん」
「そっか。そういうものかもしれないね。それじゃあ、俺のどこが好き?」
「そっ、そんなの、ぜっ、全部に決まってる」
言って恥ずかしくなって、ユチョンの胸に顔を擦り付けると、ユチョンはふふっと笑って僕を強く抱き締めた。
「ありがとう、ジュンス。俺をそんなに想ってくれて」
「あっ、あの、ユチョン」
「んっ?」
「あの、付き合うって、本当にいいの?」
「ジュンスはやなの?あっ、もしかしてキスとか早過ぎた?俺とキスするの嫌?」
「やじゃない!」
ユチョンの胸から慌てて顔を上げて否定すると、急激に恥ずかしさが込み上げ、またユチョンの胸に顔を埋めようとした僕の顔をユチョンは両手でしっかりと捕まえた。
「じゃあ、いいんだね」
「あっ」
僕の唇にまた甘いユチョンの熱が降り注いだ。
正直に言って、俺には分からない。
ジュンスのことは嫌いじゃない。
好きかと問われればそうだ。
キスだって出来る。
甘えさせてやりたいとも思う。
ただこれが恋なのかと聞かれると、よく分からない。
心に欠落した部分があるのか、俺はドライなところがある。
好きだと言われて悪い気はしないが、胸が苦しくなるとか、ドキドキするとか言った経験がない。
でも、俺のことを真っ直ぐに想ってくれるジュンスが嬉しいのは確かだ。
付き合うのも、その嬉しさの正体を見極めたいと思ったからだ。
「んぅっ」
しっかりと重ね合わせた唇の隙間から、苦し気なジュンスの吐息が漏れる。
頭で考えるより早く、俺はその吐息を逃がさないように、もっと強くジュンスの唇を吸った。
To be continued.....
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ばかもーんヽ(`Д´)ノ
頭で考えるより早く、亀を起たせろー(=`(∞)´=)←そっち?
さてさて、何か雲行きが怪しくなってきましたぞ。
さあ、天使よ、叫べ:*:・( ̄∀ ̄)・:*:←単に天使を弄りたいだけ