「ジュンス、寒くない?」
「あったかいよ」
蛇口からポタポタと雫がバスタブに落ちた。
ユチョンは手を伸ばして、コックを掴むときゅっと強く捻った。
蛇口の先で膨張していた水の膜が張力を失い、ポタっとバスタブに消えると静かになった。
綺麗に体を洗って貰い、バスタブへ先に入って僕を手招きしたユチョンの腕の中へと身を沈めた。
たっぷりとバスタブに張られた湯が、気怠い体を包み込む。
湯を介していても、密着している肌がユチョンの熱気を僕に伝える。
ユチョンの下半身の熱は素直過ぎるくらい素直に、僕の双丘を押している。
ユチョンはぎゅっと強く僕を抱き締めると言った。
「ジュンス、ごめんね。好きな人を裸で抱き締めてたらこうなるのは仕方ないんだ。絶対しないから、気にしないで」
優しい優しいユチョン。
僕がまだ怖がっていると思っている。
確かにその行為に不安がないと言えば嘘になる。
でも、ユチョンの手も、口も、優しかった。
ユチョンならば大丈夫。
ユチョンならば、僕のすべてを捧げられる。
こくっと小さく息を飲むと、僕を抱き締めているユチョンの腕にそっと触れた。
「ユチョン、僕・・・いいよ」
「ジュンス・・・」
「何も知らないけど、どうしていいか分からないけど・・・あの・・・あっ、愛してるから、だから僕に・・・ユチョンをください」
密着しているユチョンのものが僕の双丘を割る勢いで漲った。
ユチョンは大きく息をすると、僕の耳朶にちゅっとキスをした。
「ジュンス、ありがとう」
ユチョンがそのまま柔らかく耳朶を噛んだ。
ぞくっとする感覚に、僕は両肩を竦め、ユチョンの唇を耳朶から遠ざけた。
「待って、あの、このままここでより、部屋に戻りたいの」
「うん?」
「僕、何だかちょっと熱くて」
「俺も、のぼせそう」
クスッと笑ったユチョンが、僕を抱き締めたままバスタブの湯を揺らして勢い良く立ち上がった。
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いいの。
厭きたと言われようが、いいの。
だって・・・
じゅんじゅんだって終わりたいんだよー(/TДT)/←何とかしてくれ