「ジュンス、入るよ」
ドアを軽くノックして、ユチョンが部屋に戻って来た。
僕は一体どんな顔をすればいいのか分からず、タオルケットを引き上げ顔を隠した。
ジェジュンは僕にユチョンが望んでいることを教えてくれた。
それでもまだ、どんな風に愛されて、どんな風に愛し合うのか具体的には分かっていない。
たださっきみたいに無邪気にユチョンに甘えられない。
側に居て欲しい。
でも、その先を考えると、まだその覚悟がない僕がユチョンに我慢を強いることになる。
どうしよう。
どうしたらいいんだろう、僕は。
「ジュンス」
ぎしっとベッドが軋み、ユチョンが腰を下ろした。
僕の体が緊張でびくびくと震える。
ユチョンはそんな僕の体をタオルケット越しにゆっくりと抱きしめた。
「好きだよ」
ユチョンの温もりがじんわりと僕を包み込む。
こんなに優しく温かいぬくもりで包んでくれるのに、僕はそれをすべて受け入れることが出来ない。
じわっと目蓋が熱くなって、目が潤む。
ユチョンの気持ちに応えたい。
ユチョンの望みのままに僕のすべてを捧げたい。
それなのに、僕の体はそこまでの覚悟が出来ていない。
タオルケットの下の遮られた空間の中で、僕は声を殺して泣いた。
「怖がらないで」
「こっ、怖くなんか・・・」
「震えてるよ、ジュンス」
ユチョンに指摘された通り、僕の体は小刻みに震えていた。
でもそれはユチョンが怖いからじゃなく、ユチョンの想いを受け入れられない自分が情けないからだ。
悔しくて、情けなくて、涙が止まらない。
「こっ、これは違う。違うもん」
「いいんだ、ジュンス」
「ほんとだもん。怖くなんかないもん。僕はただ」
「うん、分かってる。ジェジュンから聞いたんだろう。俺が何を望んでいるか。ジュンスをどうしたいか。それ本当だから。何も言い訳は出来ない。でも、これだけは信じて。ジュンスが無理だと思うことは絶対にしない。だからもう行くね。安心して眠って」
タオルケット越しの心を締め付けられるほどの抱擁が消えた。
今度はユチョンが腰を上げようとして身動ぎする音が微かに響く。
ユチョンの温もりが消えた体が急速に冷めていく。
寒い。
体じゃない。
心が冷水を浴びせられたように寒さを訴えている。
側に居て欲しい。
それが僕の我儘だって分かっている。
分かっているけど、どうしようもない。
だって、僕は・・・。
「じゃあ、ちゃんと眠るんだよ」
行ってしまう、ユチョンが。
嫌だ。
嫌だ。
嫌だ。
僕はタオルケットの中からやみくもに手を突き出し、ベッドから離れかけたユチョンの腕を掴んだ。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
うーむ( ̄ー ̄)
まるでシーソーゲームだ( ̄▽ ̄)=3
側に居ればしたくなり、でも出来ない。
したいのに、亀は我慢。
ああ・・・ユチョン・・・
楽しいな(≧▽≦)←楽しい楽しいユチョ亀弄り