「ユチョン、悪いけどちょっとジュンスと2人にしてくれる?」
ジェジュンは僕を見つめたまま、後ろから覗き込むようにしていたユチョンに言った。
「えっ?でも、俺、ジュンスと約束・・・」
「すぐ済む」
ジェジュンは有無を言わさず、ドアを指差した。
「廊下で待ってて」
ユチョンは名残惜しそうに僕をちらっと見てから、くるっと背中を向けると黙って部屋を出て行った。
しんと静まり返った部屋で、ジェジュンは僕の頭にそっと手を置いた。
「大丈夫?」
「あっ、うん。熱はもう引いたから」
「そうじゃなくて、ユチョンと一緒にベッドに居たんだろう」
「あっ・・・」
ジェジュンにばれている。
何で?
僕、何かおかしかったの?
まさか、タオルケットでは隠せなかった?
慌ててタオルケットの上から股間を確認したが、そこは平坦に見えた。
「ジュンス、自分で白状しちゃったね」
ジェジュンがクスッと笑って、また頭を撫でた。
かあっと顔が熱くなる。
しらを切ることも出来たはずなのに、まんまと誘導尋問に引っかかった。
僕はいつもそう。
ジェジュンには適わない。
「あっ、あの、でも、あの、まだ僕達一緒にベッドに入ったばかりで、あの、ユチョンはただ・・・あの・・・」
「いいんだよ、ジュンス」
「えっ?」
「別に咎めてるわけじゃない。俺はユチョンがジュンスを特別に思っていることに気がついていたし、ジュンスだってそうだろ。それはそれでいいんだ。ただ、ユチョンの気持ちにジュンスがついていけるか心配なだけ。ユチョンはもうかなり限界に近いと思う。ジュンスが少しでも、優しさを見せたら止まらなくなると思う。そういうことも考えて、ユチョンと付き合っていくんだよ。今日は勢いでそうなったんだろうけど、ユチョンの気持ちに流されたら駄目だ。自分の気持ちも、体も整ってからにしろ。いいな」
「気持ちも体も?」
「そうだ。ジュンスはそういうことに疎いから、かなり驚くと思う。でも言っておく。怖がらなくていい。無理だと思ったら、ちゃんとユチョンにそう言うんだ。ユチョンは絶対にジュンスの嫌がることはしない。急ぐ必要はないから、ジュンスのペースでユチョンと付き合っていけ。いいか、好きだからと言ってすべて相手に合わせなくていい。特にユチョンがやりたいと思ってることは、ジュンスの方に負担が大きい。ジュンスが無理だと思うなら、必ず断れ。いいな」
「う、うん・・・でも、僕、よく分からない。そんなに僕が大変なの?」
「ジュンス、お前のチャームポイントはどこだ」
「えっと、ここ?」
タオルケットの上から、腰骨の辺りを叩いてみる。
僕のチャームポイントは、僕のコンプレックスでもある。
人よりも大きく、出っ張ったお尻を、でもユチョンはいつもことあるごとに撫でる。
かなりのお気に入りのようだ。
「そうだ。そこの小さな部分に、ユチョンを受け入れるんだよ」
小さな部分?
僕のこの大きなお尻の小さな部分って。
まさか・・・。
思い当って目を見張った僕に、ジェジュンがそうだと言うように大きく頷いた。
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やーん(≧▽≦)
ママによるSAY教育ねーヽ(゜▽、゜)ノ
さて、ジュンス、どうするの( ̄▽+ ̄*)