もっと素直になれたなら ~8~ | infection  ~YooSu~

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食器棚の揺れる音に、ジェジュンはびくっと震え、思わず後ろを振り返った。

俺に注がれていた視線が、食器棚に向けられる。

こっち向けよ。

俺だけを見ろ。

言いたいのに、言葉が出て来ない。

喉がからからに渇き、もはや飲み下す唾液もない。

それでも、乾いた唇の内膜を引き剥がすように口を開いた。



「ジェジュン、俺、俺、すっ、すっ、俺は、すっ」



勢い込んで告白しようとして、言葉が空回りする。

食器棚に目を向けていたジェジュンが、怪訝な顔をしてまた俺に視線を戻した。



「すっ?」



どういう意味とでも問うように、小首を傾げるジェジュンの唇が、キスを強請るように窄められる。

ただ、す、と言う言葉がそれを形作っているだけなのに、俺を誘っているように見えて、胸が高鳴った。



「ジェジュン、俺、すっ、すっ」



「すっ?」



「すっ、すっ」



「すっ?」



「すっ、すっ、スイカ!」



「スイカ?」



「そっ、そう、スイカが食べたい!」



力を込めてそう言った俺を見て、ジェジュンは花が咲くように笑った。



「あはっ、隠してるつもりだったけど、ばれてたか。食後にと思ったけどいいよ。そんなに食べたいのなら、ユノにだけ食べさせてあげる」



悪戯っ子のように、ぺろっと舌を出したジェジュンの最後の言葉が、都合のいいセリフになって頭の中を駆け巡る。



『そんなに俺を食べたいのなら、ユノにだけ俺を食べさせてあげる』



どくんと全身の血が、ある一点に集中した。

俺はそれに気付かれないように、殊更おどけてパンっと両手を顔の前で合わせると、恭しくジェジュンを拝んだ。




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うーむ( ̄ー ̄)


やはりそうだったか・・・



ひどいわ、ユノ!



じゅんじゅんにもスイカ―(/TДT)/←




えっと、0時で書いていたこの話、あまりにも長くなりそうなので、21時にお引越し致しました。

一日二本は無理かも知れないので、この話が止まっても・・・



なのりんに文句を言うように( ̄▽+ ̄*)←悪魔



と言うことで、0時からはなのりんとのデートレポ始まります\(^_^)/←待たせたな、なのりん