「クリスマスイヴ、一緒に過ごさないか?」
「ごめん、無理」
俺は機材を探しながら、拒絶の言葉を思い出し、がっくりと肩を落とした。
「何で断るんだよ・・・」
いらついて、機材の入った黒いケースを力任せに叩くと、その痛みに顔を顰める。
「痛ってえ」
ぶつけた手を振って、痛みをふるい落とそうとするが、本当に痛いのはぶつけたそこではなく、胸の奥深くにあるもやもやとした感情だ。
拒絶の言葉がそこに巣食って、心を蝕んでいく。
じわっと滲む涙を慌てて拭うと、また機材の山に挑んだ。
「あった」
積み上げた機材の一番奥、隠れるように置いてあったものを取り上げると、パーティションで仕切られた廊下に誰かの気配がした。
立ち聞きするつもりじゃなかった。
ただ何となくもしもあの拒絶の言葉の相手だったら、どんな顔をすればいいのか分からないと思っただけだ。
俺はその気配をやり過ごすつもりで、パーティションの影で息を潜めていた。
それなのに、その気配はパーティションの前で止まり、しかも一人から二人に増えた。
その時には、その気配が誰であるか分かっていた。
この機材を使う主役のうちの二人だ。
そして、その一人が信じられない言葉を呟いた。
「ジュンス、クリスマスイヴは一緒に過ごそう」
あの俺が玉砕した言葉と同じ言葉。
俺と違うのは、その言葉が受け入れられ、パーティションの向こうが、恋人達の甘い抱擁の気配で包まれたことだ。
嫉妬心がメラメラと燃え上がり、その後たまたますれ違ったユチョンについ言葉を投げつけた。
「男が好きとはね」
驚いたように俺を見たユチョンに、俺は自分のもやもやをすべて押し付けるつもりでせせら笑いながら言った。
「あんなお子ちゃまによく手を出す気になるな。せめてもう一人のお兄様の方がまだ色気があるんじゃねーの」
間髪入れずに襟首を掴まれ喉元を締め上げられると、怒りに燃える目で見据えられながら、低く呻くような声で言われた。
「ジュンスを侮辱することだけは絶対に許さない」
怒りの中に燃え上がる真摯な気持ちに、俺は心底打ちのめされた。
嫉妬心と言う鈍い心の痛みは、人を傷付けても尚膨れ上がり、俺を更に苦しめた。
ユチョンという男の本気に、俺は心底妬ましさを覚え、どうしても謝ることが出来なかった。
To be continued.....
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やかましーいヽ(`Д´)ノ
ジュンスのあの色気が分からんのか―(=`(∞)´=)
と、書きながらムカムカしていたじゅんじゅんです(  ̄っ ̄)←じゃあ、書くなよ
でも、やっぱりユチョンはジュンスの為にしか喧嘩しないんだね(≧▽≦)←喜び
ところで、じゅんじゅんが数字に弱いせいで、
「わーい、じゅんじゅん天才。もう土曜日まで書かなくていい♪」
と、予約投稿した数を数え間違え、
ライブ疲れで、まったく機能していない頭でこの話を絞り出しましたことを、ここにご報告致します( ̄ー ̄)←ええ、どうせあほよ
予約投稿出来たのは、昨日まででしたー。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。←寝れると思ってたのにー

