強くではなく、あくまでも優しくゆっくりと。
自分に言い聞かせながら、ジュンスの舌を吸い上げ離した。
ちゅうっと音を立てて唇が離れると、ジュンスの目がスローモーションのようにゆっくりと開き、潤んだ瞳がとろんと俺を見る。
「ユチョン・・・」
「んっ?」
ジュンスが照れくさそうに俺を見て微笑む。
可愛い。
俺は先の言葉を促すために、今までキスしていた唇を指先でなぞった。
「何?」
「あの・・・あのね」
「うん」
「キスって気持ちいいんだね」
ふふっと肩を竦めて、俺の目を掬い上げるように見つめるジュンスに、俺の全身に得体のしれない喜びが駆け巡る。
頭をもたげる下半身を意識から切り離し、艶やかに赤いジュンスの唇を指先で撫でる。
「キス好き?」
「うん」
「もう一回する?」
ジュンスは目を伏せてこくっと小さく頷いた。
俺は名残惜しげに、もう一度ジュンスの唇の輪郭を指でなぞると、その指を顎に滑らせくいっと顔を持ち上げた。
「ジュンス、好きだよ」
囁いて、顔を近付ける。
「あっ・・・」
ジュンスは慌てて目を閉じた。
でもさっきみたいに唇は閉じていない。
俺が教えた通り、力を抜いて薄く隙間を開けたままだ。
「いい子だね、ジュンス」
その隙間に、そっと舌を差し込みながら口付けた。
「んっ・・・」
ジュンスは自ら唇を開いて俺の舌を受け入れる。
口内を舌で確かめるように動かすと、粘液が絡みつき俺の舌は甘く痺れた。
「はあ・・・ジュンス・・・」
無我夢中でジュンスの口内を貪る。
「ふぅ、んぅ」
ジュンスは激しく求める俺の舌に必死に応えようと、たどたどしいながらも舌を絡めてきた。
柔らかいその舌をすかさず絡め取り、ゆっくりと味わうように吸い上げ唇を離すと、
「ふわあ・・・」
ジュンスが子供のような吐息を漏らし、睫毛を震わせながら目を開けた。
更に潤みを増した瞳がうっとりと俺を見つめる。
「気持ちいい、ジュンス?」
「うん、あのね」
「ん?」
「僕がユチョンを好きだから気持ちいいんだね。好きな人とだから気持ちいいんだ」
そうだよ、ジュンス。
好きな気持ちが一番大事なんだ。
これからも2人で2人だけの好きをたくさん積み重ねよう。
「僕ね、キスが好き。ユチョンが好きだから。あの・・・」
そこまで言って、ジュンスがもじもじと自分の唇を指で摘まんだ。
「ユチョンは僕とのキスは好き?」
俺はふっと微笑み、あまりにも可愛い質問をする恋人の唇にありったけの気持ちを込めて口付けた。
好き。
なにものにも代え難いその思いをジュンスに伝えるために。
Fin.
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
腐腐腐腐腐。
皆、
エロを期待して下さっていた方々には申し訳ありませんが、今、じゅんじゅんは、
「もも父ちゃんが居ないんで、エロ書く気しないんだよね」←旅行中
「じゅんじゅん、てめぇ、人のせいにするな!」
「やだ!」
ももー、早く帰ってこーい。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。←
まあ、とりあえず、この「好き」は終わりになります。
表での無謀なチャレンジは、この前の弾かれ回数更新記録でなかなか書く気になれません。
そういうお話が読みたいわという方は、勇気を出してアメンバー申請を\(^_^)/←勧誘
この「好き」はユチョンがとにかくジュンスが好きと言う気持ちを書きたくて始めました。
何でもそうですが「好き」と思うと、つらいことでも乗り越えられる気がします。
そう、じゅんじゅんが小説を書き続けていられるのも、ただ「ユスが好き」と言う気持ちのみです。
自分の周りに「好き」と思うものがたくさんあれば、それだけ楽しみが増えます。
どんなに小さな「好き」でもいいので「好き」な気持ちを大事にして、事あるごとに「ああ、好きだなあ」と思って下さい。
きっとその「好きの気持ち」が君を楽しませてくれるから。
ここまで付き合ってくれてありがとう(^∇^)
じゅんじゅん


