「ねっ、ユチョン、一緒にねよ」
「駄目だ」
「何でだよ!」
「冗談だって言ってるだろう。ほら、部屋まで送るから」
ぽんぽんっと背中を叩くと、不意にジュンスが顔を上げた。
「やだ!ユチョンと一緒に寝る!」
まるで子供が母親に甘えるみたいだ。
そんな子供っぽい仕草なのに、俺のものはあらぬ想像に疼き出す。
俺はジュンスの視線から逃れるように、そっぽ向いた。
「子供なんだから」
「はい、子供です。行こうユチョン」
ジュンスは独特な声でうははんと笑うと、俺の体を揺さぶった。
「眠れない」
「えっ?」
「きっと眠れない」
「何で?」
「何ででも」
「変なの」
「子供には分からないよ」
「僕、子供じゃないもん」
たった今、自分で自分を子供だと言ったのに、舌の根も乾かぬ内に子供ではないと言う。
そういうところが子供なのに、そんなことも気付かずに、ジュンスはぷうっと頬を膨らませた。
「子供じゃないなら一人で眠れるだろう。ほら、部屋に帰れよ」
背中に回されているジュンスの腕を、無理矢理引き剥がすと、邪険にその腕を払った。
「ユチョンの馬鹿!僕がおばけに連れ去られても知らないから!」
ジュンスは頬を膨らませたまま、床を踏み鳴らしリビングを出て行った。
「そうだ、ジュンス・・・俺は・・・馬鹿だ・・・」
こんなに君を好きだなんて。
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期待しちゃった方、
「どうしてさくさく進めないのかね」
一話で終わると思ってたのに、段々逃げられなくなっているじゅんじゅんです( ̄ー ̄)←おケツいや墓穴を掘ってる
皆様が読みたいと言うなら、もう少し頑張るわ\(^_^)/

