「ご・・・ごめん。僕、初めてで上手く出来なくて・・・」
しゅんっとした顔で、ジュンスが俯く。
「いや・・・」
「あっ、あとでジェジュンにやり直し・・・」
「このままでいい」
俯いていたジュンスの顔がぱっと上がり俺を見る。
「このままでいい」
もう一度ジュンスの顔を見ながら言う。
不格好な包帯は、今の俺そのもののようだ。
もがき苦しみ、でも結局君しかこの傷は癒せない。
俺は君から離れられない。
「あっ・・・あの・・・ごめん・・・ね」
「いいよ、上等だよ。これで十分だ」
俺はいつもジュンスに見せていた穏やかなユチョンの微笑みを見せた。
「えっと・・・あの・・・この前の・・・あの、あの、僕・・・ユチョンの事嫌いじゃないから」
思いがけない言葉に目を見張ると、ジュンスの顔がみるみる赤くなった。
「だっ、だって、ユチョンはユチョンだもん」
俺は俺。
君の中で俺は一番親しい友達。
優しい親友を演じてきた俺が君のユチョンなんだね。
「ぼ、僕、行くね」
立ち上がったジュンスの手を咄嗟に掴んだ。
ジュンスは怯えたように俺を見る。
俺は掴んだ手をすぐに離した。
「ありがとう」
「えっ?」
「包帯、ありがとう。助かった」
「あっ、うん・・・」
しんっと静まり返ったリビング。
俺がソファーから立ち上がると、ジュンスは二、三歩後ずさる。
「あっ、あの、僕、行くね」
くるっと背中を向けてジュンスが足早に去ろうとした。
「ジュンス、待って」
びくっと体を震わせ、それでも立ち止まるとゆっくりと振り向いた。
好きだ、ジュンス。
好きなんだ。
暴れ出しそうになる心と体を押さえつけて、微笑みを浮かべ、包帯に包まれた手を高く持ち上げてみせる。
「これ・・・ありがとう」
ジュンスはにこっと笑って、こくんと頷き出て行った。
誰も居なくなったリビングで、俺は包帯に包まれた手をそっと撫でる。
「このままでいい」
その手を口元に押し当てた。
「いいんだ・・・ジュンス」
堪えていた涙が包帯の色を変えて行った。
To be continued.....
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さてさて、皆様。
じゅんじゅんが小説に貼るサジン選びに時間が掛かるって言ってたでしょう。
それもそのはず、だって、
おもしろい画像を見つけて、
と感心してたりするのでやたらめったら時間が掛かるのですv(^-^)v←ただの言い訳
そこで面白いサジン見つけました。
これにそんな意味があったなんてじゅんじゅん初めて知りましたわ(・∀・)
皆様、ご存知「ミロティック」
これは横からなので、ちょっと分かりずらいですね。
では、正面で。
これってこういう意味だったんですね(°∀°)b
何気にユンジェがコラボってるのにも萌え![]()
これを調べる為に何度もキャプったじゅんじゅんでした(・∀・)/
ここでは書けないわ( ´艸`)←ハニ~、分かるよね![]()







