里親登録通りませんでした。
なかなか書く気がしなかったのだけど
去年の6月から頑張ってやっていた、里親研修が3月に修了した。そして、里親登録に落ちた。
特に怒りも腹立たしさもないのだけれど、落ちたことの報告と記録だけしておこう。
私は、何をやりたいかと聞かれたら、子育てとボランティアがしたい。
子育てについては、具体的に息子の子育てと里親がしたいと考えていた。
一般的に《里親》というと、養子縁組のイメージが強いと思う。私がそうだった。実際には
- 特別養子縁組
- 療育里親
の2つの種類がある。
特別養子縁組は、乳幼児が殆どだそうで、夫婦の戸籍に迎え入れるというもの。療育里親は、原則18歳以下の子を一時的に迎え入れ家庭での療育を行う制度。
そして、養子縁組里親は、夫婦が揃っていることが条件。だから、ここでいう「里親登録」とは、療育里親のこと。
乳児院(0才から3歳迄)や児童養護施設のイメージが強いと思うが、今は様々な理由から、家庭での療育を推進している。
ちなみに、私が実習に行った乳児院では、1人あたりの月に掛かる費用は45万円/月だそう。殆どが人件費だが、見てるとなかなか支援が手厚く、まあそのくらいかかるかな。という印象。
養子縁組希望の場合も、療育里親の場合も、うける研修内容は同じ。で、まあまあ面倒くさい。時間も掛かるし、研修や実習に加え、履歴書や健康診断、戸籍や所得証明等、提出しなければならない書類は、就職する時よりも多い。
3月が締めだったらしく、
丁度相続の繁忙と重なり、泣きながら書類を揃えたな。健康診断なんて、自分で受けると予約から書類が届くまでに2ヶ月くらい掛かるのに、書類出して、来週までに。とか、無茶言われ催促の電話が毎日。
さすが役所関係。
あの時は辛かったな。
そんな日々も終わり、知事の名前で、「修了証書」が届き、ほっとしていたある日、児童相談所から電話がある。
「今回の里親登録は見送りをすることになりました。審議の結果、実子さんの話を聞かなければならないという結果になりました。」
何言ってるか分からなかった。
息子が理由かよ。
何度も家庭訪問や聞き取りがあり、その時にはそんなこと、言われなかった。
障がい児親が里親の申込をした前例がないのだろう。田舎の役所仕事だし、決められたこと以外は事前に対処する想像力はないのだろう。
出さないといけない書類と期限にはあんなに細かいのにね。
繰り返すが、このことに対して、特に怒りも苛立ちもない。はーっ⤵︎。ていう感じです。
私にはひとつ夢がある。
子どもの将来の可能性を広げる手伝いがしたい。
それが、私と夫の子どもなら、いうことはない。だけど今は、支援が必要な子どもに対して、手伝いができればそれでいいと思っている。
それだけなのにな。
なかなか難しいな。